【溟海のイル】の主たる舞台となる辺境国バイレスリーヴの説明です。
【国名】バイレスリーヴ(辺境の港湾小国)
■ 概要
逆さ三日月を描くシーア大陸の東端、文明圏と未踏の地が接する境界に位置する小さな港湾国家。
名目上は「大陸の最果てにある小国」に過ぎないが、その実態は人口30万人、年間国家予算250万金貨という、大国すら凌駕する異常な経済密度を誇る「黄金の小国」である。
■ 地理・要衝
「人知の平原」の東端、三日月の切れ目という絶妙な位置に存在する。
北は穏やかな内海、東には人を拒む「黒き森」、南東には天然の障壁「隠れ山(ベインファラ)山脈」に囲まれた天然の要害。
湾口には古代の超巨大建造物『巨大海門(2対の巨人像)』が鎮座し、対岸(西側)との唯一の海路を扼する喉元として、大陸の物流を支配している。
■ 産業と豊穣
辺境とは思えぬ豊かな食文化を持つ。
ベインファラ山脈の雪解け水を運ぶ「スコール河」と、南に広がる「ガリヴェール平原」の恩恵により、小麦・大麦・野菜などの農業生産力が極めて高い。
また、山脈からの冷風を利用した葡萄栽培も盛んで、特産品の葡萄酒や琥珀酒は、交易の主力商品となっている。
■ 政治的立ち位置
東西の大国の緩衝地帯として、長らく中立を維持してきた。
しかし、その莫大な富と「巨大海門」という戦略的価値は、西のレクイウム連合王国およびザーラム共和国の侵略欲を刺激するには十分すぎた。
現在は「辺境の小国」という殻を脱ぎ捨て、東のゼーデン帝国に庇護を求め、準同盟国として戦火の最前線に立っている。
