最近、わたしは小さな世界の観察に夢中になっています。
わたしの部屋には、窓から差し込む光が作り出す、小さな舞台があるんです。
ある朝、光の筋に舞い落ちる、きらきらと輝くチリたちが目にとまりました。まるで、無数の星々が踊っているみたいでした。
午後は、窓枠に止まった鳥の影が、まるで物語の登場人物のように壁を歩き回ります。その動きに合わせて、わたしは想像の物語を紡ぎます。
夜になると、窓の外の街灯が、まるで遠くで瞬く宝石のよう。その光が、雨粒ひとつひとつに反射して、地面に広がる光の川になるのを見るのが好きです。
こんな風に、平凡な日常の中にも、心ときめく瞬間はたくさん隠れているんだなって、最近つくづく感じています。
