いつも、交流いただきましてありがとうございます。
今回、四日間イレギュラーな生活を送ったのですが、いつもの時間にヨムできなかったり、妄想できなかったりととてももどかしかったです。(ん? カクはどこ行った?)
毎日読ませていただいていて、いつの間にやら日課になっていたのかと新しい発見でした。
ちなみに、こちらの近況ノート。九日で用意していたはずが、本日更新分をアップ予約したら、安心して寝落ちしてました……💦
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さて今回は、あの『俺が――』の後ろに、何を入れたら青鉄がいちばん危ないのか、という話です。
先日の回で、本文の最後に、ちょっとだけ遊びを入れてみました。
『守れないなら、――俺が――』
この「俺が――」のあとに何が入るのか。
ここ。
作者も最後までかなり悩みました。
守る、なのか。
奪う、なのか。
代わる、なのか。
支えるとかもいいんだよねーとか。
もらう、まで行ってしまうのか。
いやいや、そこまで行ったら危ない。
でも、あの場面の青鉄なら、言いかねない。
きっとどれも正しい、でもどれがどの比率で、とか。あのときの彼ならどれを出すか……なんて。
そんな感じで、本文では空白のままにしました。
そうしたら、コメント欄でいろいろな言葉を入れていただけまして。
作者、たいへんにやにやいたしました。
実はこのあと、よそさまの作品を拝読している時にも、タイトルの一部が妙に気になってしまいまして。
「わたくしの――」の後ろには、何が入るのだろう。
お茶なのか、心なのか、選択なのか。
いや、そこはお名前が入ってしまうのでは……? などと、勝手に後ろをつけ足して遊ばせていただいておりました。
ありがたいことに、そちらでも作者さまに面白がっていただけまして。
どうやら作者、空白の後ろを考える遊びが、かなり好きなようです。
言い切られていないところに、読み手の心がすっと入る。
正解を当てるというより、その人がどこを見ていたのかが出る。
そういう余白が、やっぱり楽しいです。
改めて皆さまからいただいた言葉を見ていくと……。
やはり一番多かったのは、「守る」系でした。
これは、とても嬉しかったです。
彼をただ勢いで怒鳴り込んできた人ではなく、ちゃんと守り手として見ていただけたのだなあと。
馬を大事にする人で、友を大事にする人で、約束を大事にする人で。
だからこそ、あの方が傷ついたことに、黙っていられなかった。
「守る」は、かなりまっすぐな答えだと思います。
個人的には、「支える」もいいなと思っています。
守るより少しだけ穏やかで、でも弱くない。
前に出て奪うのではなく、代わりに立つのでもなく、折れそうなところに手を添える。
ただし、彼の場合の「支える」は、たぶん胸倉を掴むところまで含まれます。
おいおい……支えるとは。
一方で、「奪う」「もらう」系もいただきました。
こちらは、危ないですね。
たいへん危ない。うふふ。
でも、そこを読んでいただけたのも嬉しいです。
あの人は、ただ横から奪いたいわけではないと思うのです。
相手がアルディスだからこそ、普段は譲っている。
認めている。
だからこそ、裏切ったように見えた瞬間に、青鉄が裂けた。
「お前が守れないなら、俺が」
そこに入る言葉が、守るだけでは収まりきらないところまで行きそうになる。
あー、青鉄、怖い。
さらに「代わる」という言葉もいただきました。
これは恋愛の熱というより、役目を引き受ける言葉に近いのかなと思いました。
守れないなら、その役目をこちらへ渡せ。
その人を守る位置から退け。
これもまた、かなり彼らしい気がします。
そして番外で、香の方向へ走ったお言葉もありました。
くんくん……そこへ行きますか。
いえ、香誓なので、行きますよね。
その発想が出てくるあたり、皆さま、だいぶ香に慣れてくださっている気がします(笑)
こうして並べてみると、ひとつの空白なのに、入る言葉で彼の見え方が少しずつ変わるのが面白いです。
忠義の人。
守り手。
支える人。
友を殴ってでも止めに行ける人。
そして、もしアルディスが本当にしくじったり、ウジウジしたら、たぶん本気で危ない人。
どれも間違いではなくて、あの場面の中に少しずつ混ざっていたものだと思います。
今回は、作者が正解を出すというより、読者さまの中にある「俺が――」を見せていただいた気持ちです。
空白で遊んでくださった皆さま、ありがとうございました。
前回の“苺の針”は、ちゃんとここまで届いておりました。
しかも、思った以上に青く、熱く、激しく刺さっていたようです。
殿下、頼みますよ。
青鉄がまた走り出す前に。
こんなふうに、読者さまの解釈ににやにやさせていただく作者ですが、今後ともよろしくお願いいたします。