力は
ただ振るうだけでは刃にならない──
圧し潰す衝動は
幾度もの敗北と沈黙の中で研ぎ澄まされ
やがて一つの〝技〟へと姿を変えていく
血と泥と花弁の舞う森で
守るために戦い続けた者は
自らの成長を確かに知る
だが
静かに積み重ねられた日々の果て
霊樹が軋み
眠り続けた時が揺らぎ始める
失われたはずの息吹が
薄紅の光の中で再び世界へ触れようとする時
待ち続けた者の祈りと
見届ける者の視線が交差する
これは
運命の輪が新たな音を立てる──目醒めの前奏
紅蓮の嚮後 〜桜の鎮魂歌〜
第23話 目醒めの時
嚮後の漢字がおかしすぎるけど⋯⋯
二十歳そこそこソーレンが良い感じだったので☆
