• 異世界ファンタジー

第353話 【クロエ】

夕陽が赤く染め上げる空の下、荒野を見下ろす崖の上。
 そこに、小柄な少女が一人、風に揺れる赤黒の装備を纏い立っていた。

 「たくっ、ルコさんじゃねぇけどよぉ......めんどくせぇなぁ」

 明るい金髪のショートヘア、その一房には赤いメッシュが入っており、どこか獣のようにギラついた瞳と鋭いギザ歯が印象的だ。

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