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💋アラビアと中華の官能、新編『千夜一夜物語』 第二百三十五夜 弐

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 『ハーレムの物語』、『新編 千夜一夜物語』、『新編 アラビアのロレンス』のエピソード
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 新編『千夜一夜物語』 第二百三十五夜 弐
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 私はシャフリヤール王に話をし始めた。

「昔々、ある港町に、魚釣りが上手い爺さんがおってな。そいつは毎日、海に出ては魚を釣って暮らしてた。ある日、そいつが海ででっかい魚を釣り上げたんや。鱗が虹色に光ってて、目が爺さんを睨むようにギョロリと動いてた。爺さんが網から取り出そうとしたら、その魚が突然、口を開いて喋りだしたんやで!」

 王は私の声に耳を傾けつつ、ドゥンヤザードの肩を撫で始めた。ごつい指が彼女の細い肩を這い、鎖骨のくぼみをゆっくりとなぞる。ドゥンヤザードは小さく身をすくめ、「王はん……?」と戸惑った声を出したが、王の手は止まらない。

 指先が彼女の胸元に下がり、薄い布越しに小さな膨らみをそっと押した。柔らかい乳房が王の掌に収まり、布越しにその形がくっきりと浮かぶ。ドゥンヤザードの頬が赤く染まり、「姉ちゃん……」と小さく私を呼んだが、私は話を続けるしかない。

 扉が閉まった瞬間、私とドゥンヤザードは顔を見合わせてホッと息をついた。ドゥンヤザードはまだ顔を赤らめ、太ももを擦りながら「姉ちゃん……あれ、なんやったんやろ……体が変やった……熱くて、頭がぼーっとした……」と呟く。彼女の手にはまだ王の熱が残っているようで、指をぎこちなく動かしていた。

「なんとか凌いだな。ドゥンヤザード、お前のおかげで助かったわ。明日も頑張ろな」私は妹を抱きしめ、彼女の額にキスをした。ドゥンヤザードの操は守られたけど、王の目はますます彼女に注がれそうで、少し心配になる。

 こうして、私と妹の命がけの物語作りは、まだまだ続く。首を跳ねられないように、今日も頑張るよ。それにしても、「はい、首ちょんぱ」問題に加えて、ドゥンヤザードの操を守る問題まで発生した。

 それにしても、「頭がぼーっとした……」って、こらぁ、ドゥンヤザード!R-17のくせして感じてるんじゃない!明日、王の指が入らないようにガードルでも買ってこよ……21世紀じゃないんだから、ササン朝ペルシャにガードルなんか売っているわけないじゃん!

……ところで、シャフリヤール王が女性不信に陥って、「き・む・す・め!、はい、首ちょんぱ」を初めた原因ってなんだったんだろう?それを知らないと、このまま千夜もの長い日々の毎夜の話をでっち上げられなくなりそうだ。私はハレムの古参の女性にその理由を聞いてみた。

……いやいやいやいや、21世紀の良い子の御本には書けないはずよねえ。

 ◯新編 千夜一夜物語
 新編『千夜一夜物語』 第二百三十五夜 壱
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 ◯新編 アラビアのロレンス
 亜剌比亜のロレンス1
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 アラビアのロレンス 2
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 ◯ハーレムの物語
 ハーレムの蜜
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 アフリカの淫靡、エチオピア編
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