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「朝鮮・台湾有事で日本有事!」第6,7,8話 マスコミの取材

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●第2章 ロシア軍停戦
 第6話 マスコミの取材、両津中学1
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 第7話 マスコミの取材、両津中学2
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 第8話 マスコミの取材、両津中学3
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民放のアナの卜井(ウライ)は食レポが得意だが、軍事的知識には疎い。だが。彼女がロシアの女性兵士と接する内に徐々に覚醒する部分も力を入れたつもりなんですが。この時点では、おバカです。


 スヴェトラーナが「藤田アナ、確かにこの情報はオフレコがいいと思います」と言った。「特に、S-400他迎撃兵器の情報は、マスコミで報道されますと、北朝鮮と人民解放軍北部戦区を利することになります。彼らは佐渡ヶ島攻撃も計画していますから。彼らの弾道ミサイル、滑空ミサイルへの迎撃内容は秘密にしないと」

「確かに、こんな話、視聴者の殆どはチンプンカンプンだし、軍事評論家や芸人が余計なことをいうだけだ。奴らのギャラを増やしてやる必要もない」と藤田。「私だって、S-300と400で何が違うのか、わからないわよ」と|卜井《ウライ》。

 スヴェトラーナが「ご参考までに申し上げますと、S-300は90年代後期の開発です。最大射程は150~200キロ、同時目標交戦数は6~12目標で36ヶ所同時追尾、付属車両のレーダー性能も探知300キロで、敵のジャミング耐性も低いですわ。それに対して、S-400は、2007年配備の最新型。最大射程は400キロ、同時目標交戦数は80目標で36から80ヶ所同時交戦で飽和攻撃に対応してます。付属車両のレーダー性能も探知600キロ以上で、極超音速滑空体/HGVにも対応、自動周波数ホッピング、ステルス/ジャミング対策も強化されています」

 横でメモを取っていた藤田アナが、「それはかなりの能力向上型ですね。同時処理能力がS-400はS-300の倍以上で、敵の飽和攻撃への耐性がある。S-300は、従来の航空機/弾道ミサイル向けですが、S-400は極超音速滑空体(HGV)や低高度巡航ミサイルにも対処できるということですね?S-300とS-400のミサイルの互換性は?」とスヴェトラーナに聞いた。
「S-300のミサイルは、S-400システムにも使用できます。中国、インド、トルコに輸出しておりますので、S-300を買った国からS-400へのアップグレードを打診されてもミサイル自体は上位互換性があるから転用して使えて安心です、と言えます」
「なるほど……」

「藤田ちゃん!食レポじゃないんだから、私にはサッパリわからないわ。後で説明してよね!」と|卜井《ウライ》。
「食レポの時は、原材料から加工方法までなんでも知っているくせに……」
「漁師に農業の話をするようなものなのよ!NHKのアナみたいに優秀じゃないわよ、民放のアナは!」
「……」

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