皆さんは、何歳くらいまでサンタさんを信じていましたか?
自分は幾つまで信じていたかは覚えていませんが、サンタさんに対して「欲しいものをくれたためしがない……」と、幼い頃からかなり不信感を抱いていました。
しかし、大人になった今ならば分かります。
サンタさんの来訪を待ちわびているお子さん(一部大人の方)に、私が気付いたことをお伝えしたく思います。
「サンタさんにも、何らかの事情がある」
……これです。
考えてみたら、サンタさんを待っているお子さんは世界中に沢山います。2025年の東京都新宿区の14歳未満の人口ですら、推定値ではありますが3万人前後も居るのです。それに対して公式のサンタさんは確か全世界で100人ちょっと。どうやったってサンタさんの人数が足りません。
なので仕方なく、一部業務を下請けさんに委託しているのではないでしょうか。
勿論、お仕事を委託される程ですから下請けさんはきちんとした方々でしょう。ただ、サンタさんと違って、「その子が本当に欲しいもの」を見通せない、或いは、見通せても用意が出来ない可能性があります。その結果、「その子が本当に欲しいもの」ではなく「その子に今必要だと思われるもの」を用意することになったりするのです。
だから、「ゲームが欲しい」子の所に「学習図鑑」が届いたりする。「ブランドものの小さいバッグ」ではなく「聞いた事無いメーカーの使い勝手が良くて大容量のバッグ」が届いたりもします。
しかしそれは、サンタさんに委託された下請けさんが、その子の、あなたの為に一所懸命考えた結果なのです! 少しでもあなたの人生の役に立てばいい……そんな思いから、実用性に偏ったプレゼントが届きがちになったりするのです。
なので「違う違う、そうじゃ……そうじゃない!」と言いたくなるプレゼントが届いたとしても、がっかりしないで下さい。気持ちはこもっているのです。
………………多分。