この間近所のスーパーに買い物に行きましたら、お散歩中のワンコに行きあいました。ミックスさんなのか犬種はよく分かりませんでしたが、小柄でふわふわの茶色い毛がとても愛らしいワンコさんでした。
で、そのワンコさん、何故か私のことをじっと見つめてくださったのです。円らな瞳が何て可愛らしい……と、ときめいてましたら、すれ違いざま、その茶色い毛玉様に足を「ぎゅんっ」と踏まれまして。飼い主の方が慌てて、
「すいません!」
と、頭を下げてくださったのですが、私からしたら寧ろご褒美です。
「いえ、ありがとうございます」
と、思わず本音が漏れてしまいました。可愛らしいおみ足は大変軽々としていて、家の猫様よりも全然小さく思えました。
それにしても、彼等とすれ違う際に道の端に避けて殆ど立ち止まった状態だったとはいえ、あのワンコさんは何故、ピンポイントで私の足を踏むというサービスをしてくださったのでしょう。ワンコは甘える時に態と足を踏むことがある、と聞き及んだことがあるのですが、本当でしょうか? つまりあれは、愛の告白だったのでしょうか。もしや、私に一目惚れしたとか、ねえ……うふ、そんな……私にはビジン(仮名)とカワユイ(仮名)という愛猫がいるというのに、うふふ……困っちゃいますね……うふひひひ……。
なんて、にやにやしてたのですが、そう言えばワンコが足を踏んでくるって、甘えたい時だけでなく「こっちの方が立場が上やで」というマウンティングの意味があったような……?
……いえ、きっとあのワンコさんは、私に好意を伝えていたに違いありません。そう信じることにします。真相を調べたりしません。
知らない方がいいことも世の中にはあるのです、多分。