https://kakuyomu.jp/works/822139840774470790/episodes/822139840884952976エルどう、第17話「エルフがいる病院、という噂」を公開しました。
今回は、SNSでバズった結果としての
「エルフがいる病院」というラベリング
それを見てやって来る新しい飼い主さんたち
白い壁の総合医療センターとの“現実的な連携”
を、がっつり描いた回です。
写真一枚から広がった噂のせいで、
「エルフさん今日いますか?」から始まる電話
「エルフ見に来ました」と「本当に困って来ました」が入り混じる受付
遠くから“エルフの受付さんのところがいい気がした”と連れて来られるチロ
みたいな人たちが、えだがわ動物クリニックに集まってきます。
でもやっていることは、いつも通りで
その子が何をつらいと思っているかを聞いて
検査や機械が得意なセンターに任せるところは任せて
日々の暮らしと向き合う部分は、街の動物病院で受け止める
という、「二つの病院をどう使うか」を一緒に考えるお話になっています。
センター側の若い獣医さんが来て、
「検査も機械も、うちにはいくらでもありますけど
どう暮らしてきたかまでは、機械が教えてくれない」
と言ってくれるあたりで、
“エルフがいる病院”という噂が、
ただのネタじゃなくて、ちゃんと「選び方」の一つになってきたのかな、という回でもあります。
噂に振り回されながらも、
最終的に残したいのは「ちゃんと診てくれる病院」という印象で、
エルフはあくまでその“ついで”です。
ここまで読んでくださっているみなさん、本当にありがとうございます。
★やフォロー、感想・レビュー、とても励みになっています。
第1部は第28話で一区切りの予定です。
街の噂と、白い壁の病院と、古い木のドア。
そのあいだで揺れながら、それでも「どうぶつの“こわい”を少しでも減らす場所」でありたい、
えだがわ動物クリニックの日々を、もう少しだけ追いかけていきます。
引き続き、リリたちのことを見守ってもらえたらうれしいです。