11月9日(月)から、社会派SF長編『観測者圏|MARKET』の新しい連載を始めます。
送信元の記録には見当たらない株価「4,209円」。
しかし、その数字が現実の注文を動かしてしまった。
市場データ整合性室の御厨千紗(みくりや・ちさ)は、三つの受信記録に残された数字と、送信元の記録との食い違いに気づきます。
取引は止まっていない。システムが壊れたとも断定できない。
それでも、説明できない数字を受け取った誰かが、現実の取引を成立させている。
何を証拠として残すのか。
誰に、どこまで説明するのか。
そして、異なる場所に残された記録が同じ現実を示さなくなったとき、人は何を信じて判断するのか。
金融市場を題材にしていますが、専門知識がなくても楽しめるよう、人物の仕事や暮らし、葛藤を通じて物語を描いています。
東京の市場から、欧州の清算、北米の決済、港湾物流へ。
一つの数字をめぐる判断が、さまざまな人々の人生と社会の仕組みにつながっていきます。
【公開スケジュール】
11月9日(月)
12:00 第1話公開
19:00 第2話公開
以後、平日は19:00に1話、土日は12:00と19:00に各1話ずつ更新する予定です。
現在公開中の旧版MARKETはそのまま残し、新しい連載版を別作品として公開します。
また、同じ世界を別の立場から描く『観測者圏|STATE』も、11月23日(月)から連載を開始する予定です。
MARKETとSTATEは、それぞれ単独でも楽しめる物語です。
新しい連載版の作品ページは、11月9日の公開開始後に改めてご案内します。
『観測者圏|CIVILIZATION ― 正しさが分かれる世界』
どうぞよろしくお願いいたします。