知らない漢字が多い。
かつて、僕は本を読むのが嫌いだった。
活字に目眩がしてしまう部類の人間だったので、未だに小説を読むのはひどく遅い。読めない漢字が多すぎて逐一調べなければいけなくなるから、疲弊して途中で読むのをやめてしまう。
ということで漢検2級を受けてみることにした。そのため授業中に内職して漢検の過去問を電子辞書で勉強している。休み時間にも友達とゲーム感覚でやっている。
2月に本番がある。それは学年末考査の4日前という絶望的なスケジュール。でも勉強はわりと好きな方なので、たぶんどうにかなる。たぶん。
しかし使える漢字が増えるのは本当に面白い。かっこいい言い回しがたくさんできると思うと嬉しくなる。僕はまだ厨二病が抜けてないのだ。
いつかちゃんと最後まで本を読めるようにしたい。今はそんな小さなことを目指して机に向かっている。