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【更新】『デヴァイン・シンフォニア』第四章4-2「カメラワーク――映すものと映さないもの」

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517
 第四章 動乱の居城より

  4.窓辺に吹く風-2

 を、明日、土曜日、朝7時ごろ更新します。
 よろしくお願いします。

※第四章は、毎週土曜日朝7時ごろ、定期更新です。
 近況ノートは、朝寝坊してもいいように(すみません)、前日に上げておきます。


 第四章、最終話です。
 来週は、幕間を投稿して、その次の週はお休みの予定です。
 章として区切りましたが、今回は中途半端な感じでもあるので、続けて第五章に行きます。

 投稿スケジュール
 今週  第四章最終話
 来週  幕間
 再来週 お休み
 その次 第四章のあらすじ&登場人物紹介
 更に次 第五章開始

 こんな感じで行きます。


 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます。
 本編のあとにお読みください)











 制作ノート「カメラワーク――映すものと映さないもの」

 第四章が終わりました。
 主人公は、ずっとお休みでした。……すみません。
 言い訳ですが、もともと第四章は、現在の第五章を併せてひとつの長い章でした。それで「前半は主人公いないけど、後半で大活躍するから、いいかー」と。
 ……すみません。

 第四章の初めあたりで、メイシアが「私が、なんとかしてみせます」といった件、覚えてらっしゃるでしょうか。第五章で、彼女のその策が披露されます。ちゃんと活躍します。ご安心ください。今回は、良い意味で期待を外せるんじゃないかと……。どうでしょうか。

 そんなわけで、後半を第五章に回してできた、第四章。
 エルファンが犬(シュアン)、猿(ハオリュウ)、雉(ミンウェイ)を集める話なのでした。
 ……あ、嘘です。嘘ということにしておきます。

 エルファン、シュアン、ハオリュウ、ミンウェイの合流の仕方をどうするか、悩みました。
 流れとしては、「門の前からハオリュウに付いてきた偽警察隊員を退けて、四人が合流する」これは決まっています。
 問題は、魅せ方。
 退けるためのアクション的なシーンは映えます。けれど、「よりリアルに」をモットーにした本作で、「倒された敵」を描写するということは、残虐シーンを書く、ということなんですよね。
 それは……書きたくなかったんです。ぬるいと言われるかもしれませんが、残虐さ、悲惨さで圧倒する手法は取りたくなかった。
 そんな理由から、前回のエピソードで合流したエルファン、シュアン、ミンウェイが正面からハオリュウを迎えに来るのではなく、ミンウェイが窓からハオリュウを脱出(?)させる流れになりました。
 エルファンの気遣いで、銃撃戦の場には居合わせなかったハオリュウですが、ミンウェイを説得して部屋に戻ります。ハオリュウの性格からして、そのまま逃げることはないからです。
 その際のカメラワークは「惨状を見ているハオリュウ」であって、「惨状」は書いていません。
 逃げですが、どうしても今後、似たようなシーンは多々出るであろう本作。衝撃的なシーンではなく、人間ドラマを売りにしていきたいので、書かずに済むのなら、残虐シーンは書かないでいきたいです。
 そんなわけで今回は、子供扱いされるハオリュウのプライドにスポットを当てました。
 前回と同じく、賛否両論ありそうです。ただ、ここは、たぶん、これでよかったのだと思います。

2件のコメント

  • 今回の章、一気に爆発したような迫力がありました。
    読者的には大満足です、という印象でした。ためていたものが一気に動き出し、スッとおさまり、そして主役の登場へのおぜん立ても整って、と流れるような展開。
    それをすっきりと読ませる文章力も相変わらずの冴えだと感じます。
    ハオリュウ、エルファン、シュアン、ミンウェイの四人にきちんと見せ場があり、それぞれのキャラクターがグッと厚みを増した回でもありました。このあと彼らがどう絡み合って物語が転がっていくのか楽しみです。

    残虐シーンに関しては確かに必要ないと感じます。
    むしろそこを丁寧に書くと、そちらに吸い寄せられて雰囲気が壊れそうな気がしますね。
    物語は脳内にどんな光景を写すか、慎重に選ぶべきだと私も思います。
    カットする勇気もまた必要ですよね!
  • 関川さん
     コメントありがとうございます。
     大満足と言っていただけて嬉しいです。
     ですが、次章からが本番! なぜなら、主役登場ですから。
     と、期待させておいて、期待はずれにならないように、もう一度、原稿チェックしてきます。(第五章は書き上がっているのです! ストックがどんどん減っていますが……)

     残虐シーン、カットというよりも、書けなかったんですよね。
     書くなら、ネットでそういう映像を探して、と真面目に考えたのです。(そういうのがネット上にあるかどうか、分かりませんが、本物はなくてもドラマとかであるかもしれない、と)
     けど、私にはそれを見ることはできそうもない。そもそも、読者はそれを読みたいのだろうか。
     ――そう思い、この書き方になりました。
     迫力に欠けるかもしれませんが、私が書きたいのは人間ドラマなのだと思いました。

     実は、ある方に批評をお願いしたんです。たくさんのお言葉を頂き、大変ためになりました。
     その中に、「アクションシーンの登場が遅すぎる」という指摘がありました。そのお言葉に、私はアクションを書きたいわけではないのではないか、と気付かされました。
     キャッチフレーズや、あらすじの「アクション」の看板は下ろしたほうが良いのかもしれません。「アクション」が入っている方が人目につきやすいかもしれないので、悩んでしまうんですが(ズルですよね。でも嘘というわけでもないし……)。

     関川さんのコメントに、毎回、やる気を頂いております。
     いつも、感謝しています。ありがとうございます!
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