# ペルソナ設定の要素分解
## 1. キャラクターコンセプト
【物語における要素:『役割』と『フック(つかみ)』】
* 役割(Role): そのキャラは物語をどう動かす装置なのか(主人公、導き手、トラブルメーカーなど)。
* 期待値(Hook): 「このキャラは面白そうだ」と読者に思わせる第一印象。
* 一貫性の軸: 物語が迷走しそうな時、「そもそもこいつは何をするためのキャラだっけ?」と立ち返るための原点。
## 2. 基本的な性格・性質
【物語における要素:『リアクション』と『共感』】
* 事象への反応: 何かが起きた時、笑うのか、怒るのか、逃げるのか。この「反応」の連続が物語を進めます。
* ギャップ(意外性): 「強面なのに怖がり」「可愛いのに毒舌」など、見た目との差がキャラクターの魅力(愛着)を作ります。
* 読者の感情移入: 「その気持ちわかる」と思わせるか、「こいつ変で面白い」と思わせるか、読者との距離を決定します。
## 3. 行動原理・哲学など
【物語における要素:『対立(葛藤)』と『選択』】
* 推進力(エンジン): なぜその行動をするのか。物語が停滞した時、キャラを動かす燃料になります。
* ドラマの核: 「命が大事」vs「使命が大事」のように、他者との価値観の違いが『対立』を生み、ドラマを盛り上げます。
* クライマックスの選択: 最後にどちらの道を選ぶか。その決断に、作品のテーマが宿ります。
## 4. 対人関係のスタンス
【物語における要素:『化学反応』と『変化』】
* 関係性の変化: 最初はどうだった二人が、最後はどうなるか。この「変化の過程」こそがストーリーの醍醐味です。
* 会話の発生源: 好き、嫌い、興味なし、誤解。スタンスが違う二人がぶつかることで、会話(掛け合い)が生まれます。
* 立ち位置の明確化: 誰に対しては敬語で、誰に対してはタメ口か。それによって社会的な立場や親密度を表現します。
## 5. セリフの癖や口調
【物語における要素:『テンポ』と『空気感』】
* 実在感(リアリティ): 語彙選びや語尾によって、そのキャラの知性、育ち、精神状態を読者に伝えます。
* 情報の圧縮: 「だる……」の一言だけで、その場の空気やキャラの疲労度を説明なしで伝えられます。
* 差別化(記号化): 誰が喋っているかを明確にし、文章のリズムやテンポを作ります。
## 6. 能力
【物語における要素:『解決策(カタルシス)』と『制約(ピンチ)』】
* トラブル解決の手段: 目の前の障害をどうやって乗り越えるか。その手段が派手な魔法なのか、地味な物理攻撃なのかでジャンルが決まります。
* 弱点と限界: 「何ができるか」よりも「何ができないか(制約)」の方が、物語を面白くします。万能なキャラにはピンチが訪れないからです。
* ビジュアルイメージ: その能力を使うシーンが、物語の「見せ場(絵になるシーン)」を作ります。