本名は佐々木由奈
17歳
158cm
ユナは17歳の孤児院付き教会のシスター見習い。
明るく距離が近いギャル気質で、孤児院の子どもたちの世話や教会の手伝いをしている。軽い言動が多いが、根は面倒見がよく、居場所のない人に敏感。
正体は転生者ではなく転移者。15歳のとき、元の身体のままこの世界へ飛ばされてきた。元の世界では母子家庭で、母は毒親気味、学校ではいじめを受けていた。ある日いじめで噴水に落とされ、水の中で「あー……いなくなりたいかも」と思った瞬間、水を通じてこの世界へ来た。
ユナの転移は、アーシャの父が使った「アーシャを幸せになれる場所へ送る魔術」と、宝剣の祝福、月の女神の加護が生んだ“月の道”の余波に関係している。水は月を映し、境界をつなぐもの。アーシャを未来へ導いた道が、別世界で居場所を失いかけていたユナも拾った、という位置づけ。
この世界では、身元不明の少女として孤児院付き教会に保護され、3年かけて生活に馴染んだ。元の世界に強い未練はなく、むしろこの世界の孤児院が初めての居場所になっている。
ユナは元の世界で髪を染めていた状態のまま転移しており、3年経っても髪色が変わらず、根元も黒くならない。本人は「プリンにならんしええやん」程度にしか思っていないが、これは彼女の身体がこの世界の理に完全には組み込まれていない伏線。
魔法は使えない。外の世界の身体なので、魔素を魔力に変換する性質を持たないため。ただしその一方で、記憶消去・認識操作・契約魔法など、魂や存在認識へ干渉する魔術も効きにくい。物理現象には普通に巻き込まれるので無敵ではない。
2周目以降、ひったくりに遭ったところをアーシャに助けられ、友達になる。以後、街でたまに会う友達枠として登場する。レオニス/ルシアルートでは、教会にいる白銀髪のアーシャを見て「アーシャじゃん。髪染めたん?」と普通に声をかけ、ルシアによりアーシャの世話役に任命される。
イオルートでは、アーシャが記憶消去の魔術を使ったあともユナだけは忘れない。「え? 何で忘れられたと思ってんの? え? なんで皆忘れてんの?」となり、アーシャも「魔術効いてない?」と驚く。ユナはアーシャを直接救う解決役ではなく、完全な孤独からつなぎ止める友達として機能する。
ヴァレルルートでは、アーシャを通じてリディアと知り合う。ユナが「電池」「家電」「フラグ」など現代日本の言葉をぽろぽろ使うため、リディアはすぐに違和感に気づく。リディアは原作知識を持つ転生者、ユナは原作を知らない転移者として対比される。ユナの存在は、リディアにとって「前世に戻れなくても、この世界で生きていける人」という救いになる。
クリア後特典のパジャマパーティーでは、リディア・アーシャ・ユナの3人で世界観や原作、転生と転移の違い、魔道具の仕組みなどを話す。ユナは「魔石って電池みたいなもんでしょ」「魔道具って家電じゃん」と、読者向けに現代感覚で噛み砕く説明役になる。
ルークとは血縁ではなく、同じ孤児院にいた時期がある年上の知り合い。ユナはルークを真面目すぎる後輩としてからかい、ルークはユナの軽さに振り回されつつも、孤児院の子どもたちに本気で優しい人として信頼している。