幽月界西方、水路と花灯に抱かれた月見の街。
運河沿いに広がる石畳の路地には、
四季折々の花々が咲き、
夜になると無数の花灯籠が水面へ揺れる。
街には、
・花茶舗
・茶房
・灯籠店
・硝子細工店
・渡し舟の船着場
などが並び、
人々は月灯の下、
静かに夜を楽しみながら暮らしている。
王都ルヴェリアの賑わいとは異なり、
花月路は“夜を眺めるための街”。
風鈴の音。
舟歌。
水面に滲む月明かり。
そのすべてが、
ゆっくりと流れる時間を作っている。
街の中心にある
花暦市場 には、
幽月界各地から花茶と香草が集まり、
茶葉を求める旅人や茶師たちで賑わう。
市場の奥には、
小さな茶房
花雫亭 があり、
旅人たちは、
花茶の香りと運河の灯りに癒やされながら、
静かな夜を過ごしていく。
“花と月が出会う街”――
それが、花月路。
