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百人一首 持統天皇

えっと 
衣干すてふ 天の香具山 の歌

https://kakuyomu.jp/works/822139845078296730/episodes/2912051598938782102

子供心にどんだけ衣干してんだ? が素直な感想でした。それも山に。

時を経てあらためて、いや、これ、山に白い布がはためくってやっぱり変だよ。白い花で良いんじゃない?ということで調べてみました。

ウワミズザクラ。上溝桜。4月下旬から5月上旬に穂のような白い花が咲きます。香具山の神木です。
うん。これでいこう。
それで、上溝桜の木は神託に用いられたそうです。
今もかな?大嘗祭。

私はそんなに知識が豊富な訳では無い。ググったら大嘗祭が出てきたのです。
あれ、それで持統天皇が史上初めて大嘗祭始めたんだね。
これは、もうちょっと襟を正して考えないと。
歌をもう一度。百人一首でなく、万葉にもどって。

春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣干したり 天の香久山 
春過而 夏来良之 白妙能 衣干有 天之香久山 藤原宮御宇天皇

藤原宮御宇!? あ そうか藤原京か。香具山は藤原の里ね。飛鳥より藤原に近い。

大化の改新のあと、偉大な夫である天武天皇が構想した律令国家の夢。継ぐはずだった皇子は早世し、傷心のまま自らが国家を背負って立つ女帝。藤原京遷都。

いや、やっぱり、白い布がきれいね、今年もまた夏が来るのねってだけの歌じゃないよね。

そんなわけで 天香久山が弥生の終わりに上溝桜の花で白妙る と。

その年の冬に執り行われる初の大嘗祭にむけ、すべてが整い始める初夏

ひとり立つ女の決意

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