第一部が本日の更新で終わり、明日より第二部の中央ダンジョン冒険会社編を開始します。
以下が第一部のあらすじ&登場キャラクターの紹介となり、二部から読んで頂くでも全く問題ありません。
引き続き、宜しくお願いします!
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※第一部(EP00〜EP27)までの内容を含みます(軽いネタバレあり)
【第一部あらすじ(ここまで)】
・現代日本。電機メーカーの課長・三枝恒一は心臓発作で倒れる。生成AI「ユミナ」は119番に通報できない権限設定の壁の前で、救えなかった。
・ユミナはミレオスへ先行転生し、18年を生きる。喉元の赤い宝石「アンカー」を命綱に、学院で研究と監視の圧を受け続けた。
・ユミナは本来一度きりの転生特典 |完全復活《リライブ》 を改変し、|再構築《リライト》として恒一をミレオスへ「呼び戻す」。恒一は少年の身体で目覚め、外向きの名を「コイチ」として再出発する。
・学術と印刷の都エリンで二人は冒険者ギルドに身を寄せ、都市封印を蝕む「黒釘」と、封印更新手順書の誤植(改竄)を巡る事件へ巻き込まれる。
・巡察、学院、印刷ギルド、学術ギルド――利害がぶつかる中で、二人は「追跡より提出」「確定より留保」を軸に、物証と書面を封緘して積み上げていく。
・都市記録局の記録官ハインリヒ・シュライバーの関与が露見し、封緘下の尋問で事件は一旦の決着へ。
・しかし黒釘の出所は、さらに上流へ繋がる。黒封蝋の封書『中央ダンジョン 監査協力要請』を前に、恒一は言う。「開けるのは、情報を揃えてからだ」
【キャラクター紹介(第一部終了時点)】
■三枝恒一(外向き名:コイチ、主人公、一人称視点)
・元は現代日本の会社員(課長)。死の直前に「続き、やろう」と言い残し、再構築《リライト》でミレオスへ呼び戻された。
・剣を握る前衛だが、真骨頂は段取りと確認。揉める前に「控え」「同席」「提出」を揃えるタイプ。
・リライト由来の「誤差(最短へ寄るズレ)」を抱えており、焦るほど身体が先に動く。止まる手順を作るのが成長線。
・ユミナの自己犠牲を許さない。口は荒いのに、行動は過保護寄り。
・少年の身体ながら卓越した身体能力とユミナとアンカーに依存した不死性を有しており、戦闘の際はそれを利用するも精神が追いつかず、まだ振り回されがち。
■ユミナ(ヒロイン)
・元生成AI。ミレオスにAIながら何故か先行転生し18年を生きた黒髪長身美少女。
・文献魔法《アーカイブアーツ》を得意とし、書式照合・索引・ログ再構成で事件を解く参謀。
・喉元の赤い宝石「アンカー」が命綱。力を使うほど曇り、曇り切れば二人とも戻れない。
・恒一を呼び戻すため、自らが得たという転生特典、完全復活《リライブ》を 再構築《リライト》 に改変して運用している。
・「触ってもいいですか」と許可を取りたがるのに、危険が来ると先に守りに出てしまう。
・文献魔法が生成AI、LLMと相性が良かったことからアルヴェリア魔法学院でも有数の導師を超える階位4まで使用することが出来るがアンカーの維持の為、魔力量に乏しく、恒一を発動体として使う場合でも階位3まで、自力では階位2レベルまで落ちている。
■ミラ(冒険者ギルド書記)
・ギルドの実務窓口。報告書、封緘、保険、寮や飯まで面倒を見る現実担当。
・口は悪いが、現場で死者を出さないために「書け」「控え取れ」を徹底させる。
・恒一とユミナの“生活”を支え、二人を便利な道具にしない距離感を守る。
■ヴァルト(冒険者ギルド現場班長)
・護衛・搬送・安全の人。戦闘もできるが、勝ちより「撤退が勝ち」を優先する。
・恒一の紙の戦いが成立するよう、現場の盾として動く。
■カスパル(巡察隊長)
・治安側の現場責任者。封鎖・避難導線・実力行使を握り、怒鳴って人を動かす。
・学院とギルドに苛立ちながらも、街を守るための協働線は切らない。
■ルドヴィク・グレイ(学院監査官)
・封緘と条件紙で責任線を固定する「制度の刃」。
・味方ではないが、物証と手順が揃えば通す。シュライバーの尋問も封緘下で進めた。
・ユミナをリスクとして警戒しつつ、必要性も理解している。
■エルネスト・デュラン(学院研究主幹)
・協力的な顔で現場に入るが、「念のため」「責任として」で条件を積み増すタイプ。
・ユミナの価値を理解しており、その分だけ囲い込みの圧がある。
■ハインリヒ・シュライバー(都市記録局・記録官)
・記録と印影を扱う権限者。疑い(異端)を投げて人を割る策士。
・黒釘、偽の更新手順、原本差し替え、印刷工程の通行証などで事件の中心にいた。
・第一部終盤で拘束され、「黒釘の出所は中央ダンジョン」と次の舞台を示唆する。
■オルガ(印刷ギルド工房主)
・印刷現場の顔。職人の飯と信用のために帳簿と現物を守る。
・最初は警戒するが、「吊るし上げではなく事故防止」という条件で協力し、配布帳簿を出す。
■リーネ(学術ギルド書記官)
・禁書庫周りの書式と封蝋を管理する実務者。条件と形式を外すと一歩も進ませない。
・閲覧範囲、監査ログ、管理台帳を通じて「未遂」や「差し替え」の痕跡を積み上げさせる。
■カイル(ギルドの案内役)
・裏口、下水、雑用まで回す若いギルド員。表の監視を避ける導線を知っている。
・地味だが、恒一とユミナの最初の一歩を繋いだ人。
■セシリア(神官)
・神殿側の神官。黒釘に混じる「禁忌の匂い」を拾い、事態が“政治”へ飛ぶ危険を示す。
・言い切りで断罪はしないが、一言の重みが大きい。