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いい加減な冒険譚 本日第21話が公開されます

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https://kakuyomu.jp/works/16818023212468733280

↓第21話
https://kakuyomu.jp/works/16818023212468733280/episodes/16818023213034567261

原宿ダンジョンに潜るに当たり、ダンジョン内部を生放送、或いは録画編集してから配信するかで処理が違うので書類申請も違う…などと説明を受けながら…今回は最初ということもあり、生放送ではなく録画だけする…という流れで説明を受けた。申請する時の書類が違うだけで書く内容は同じだし、それぞれの申請後に許可証のカードが発行されるそうだ(次回以降はそのカードをゲートで提示するだけでいいそうな)…で、新宿ダンジョンでは入り待ちされるそうだけど原宿では無いらしい…ホントカ? 若者の町…って事で昔は混雑してたらしいけど、流石に現在ではチャラい若者は激減している…一般人向けの店などは壊滅しているし、営業してるのは冒険者向けの店しか無い訳で…ファッションを求める層は居なくなるし、そういう女性を求める野郎共一掃のされるのも無理はないだろう…「そういや渋谷も似たような状況らしいな…」なんて独り言を呟いても、ファラもフィンも準備してきた装備の点検で忙しいので気付いてくれなかった。ロッカーは別なので気付きようもないか…俺か? アイテムボックスに必要な道具類や装備品類は突っ込んであるならな…既にゲートは通過済みだが、今回は戦闘の可能性は低い…とはいっても、万が一があるので自前の装備は装着済みだ「お待たせ!」「問題無い」「えっと…それだけ?」「それだけとは?」「いや…魔導ドローンしか持ってないし」ファラの突っ込みに、手の平を上にしてひゅぱっ!…とポーション類や予備の装備(勿論、ファラとフィンのだが)を取り出したり収納したりして見せてみる。「あぁ…そういえば出し入れに殆ど魔力の消耗が無いんでしたっけ…」「その通りだ。流石に両手で持てない程の大物だと、ちっとばかし消耗するみたいだけどな?」「…簡易結界付きのあれ?」「そう、あれだ…」テントはテントだけど、4人程が横になって寝れる程の大きな物であり、ワンアクションで展開可能な優れ物だ(畳む時は流石にワンアクションでは無理だが)四隅に結界発生の魔導具が仕込んであり、一晩およそ8時間で1週間くらいは保持できる魔力容量を持つ。テントは主にファラとフィン専用で、俺は夜番をするし外で寝るようにと別途寝袋を用意してある。流石に同衾はファンに殺され…もとい、未成年だから不味いだろう…と、いう事でテントの外で寝ることを強いられる…とはいえ、泊まり込みでのダンジョンアタックはまだ予定はされていないので、暫くは使う事は無いだろう「使う場面はまだ用意されてないと思う」「だよな…さて」そろそろ移動しないと人の目が増えて来たな…と、俺は2人に移動するぞとアイコンタクトを飛ばす「「了解」」…ダンジョンの入り口前で最終確認をし終えたファラとフィンの両名は頷くと、ダンジョンの入り口に向かう。ツトムも頷き、ドローンを片手で持ったまま入って行く…そしてタイトルコールが2人の口から放たれる。

「ファラと」「フィンの」「「JPLダンジョンアタックの時間だよ♪」」

(うはぁ…さっきのやり取りと全然声が違う…キモイ)((何かいった?))(ギクゥーっ!?…いえ、何でも。ほ、ほらカメラカメラ!)

録画なんだから後で編集でカットするし!…って怒られる俺であった…orz

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