――その「火」は、決して灯してはならないものだった。
アロン村での魔犬討伐任務は、4つのパーティ合同による大規模作戦となり、順調に終わるかに見えた。しかし、村長の執拗なまでの「強い火炎魔法で焼き払え」という依頼に、パスコと小次郎は拭いきれない違和感を抱く。
一網打尽の策として放たれた極大魔法。だが、小次郎の「天眼」が捉えたのは、燃え盛る炎の下で砕け散る、大地に刻まれた「封印」の紋様だった。
煙の中から現れたのは、800年前に封印されたはずの悪夢――「魔王軍十三将」。 パスコの悔恨、小次郎の焦燥。そして、一瞬の隙が取り返しのつかない悲劇を招く。
「小次郎、ウェリスを連れて退け! どうやら我らは……魔族の封印陣を解いてしまったらしい……」
守ると誓った少女に迫る、回避不能の斬撃。 物語が大きく動き出す、衝撃の第17話!