カクヨム初投稿作品、連載開始から2か月で完結まで走り切りました。
33万文字の物語を最後まで読んでくださった皆さん、リアクションやレビューをくださった皆さん、そしていま読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。
「自分が面白いと思うものを、自分で書いて自分でコーフンしたいから書く」の姿勢で創作している私ですが、それでも「読んで、楽しんでくれている人がいる」という事実はモチベーションに繋がりまくり、おかげさまで、途中で挫折することなく書き上げることができました。
本作を公開する前に、カクヨムの人気ファンタジー作品をチラ、チラと拝見した感じでは、バァバはちょっと(だいぶ?)異色な内容で、ウケはイマイチかもしれんな……と覚悟してのエイヤでしたが、予想以上に反応があり、嬉しく思っています。
ついでにエントリーしてみたカクヨムコン10は、
「★評価の数と作品フォロー数でズバッと足切りするぜよ」
とのことなので、“激戦! 異世界冒険部門” の通過はちょっと難しいのかな……? という感じですが、地盤ゼロの新参者にしては健闘しているのでは……と。これも皆さんのおかげです。ありがとうございます。
※連載中は300〜400位あたりをウロウロしていましたが、完結後に作品フォローが増え、「もしかしたら通過するのか? いやギリギリ足りないのか……?」みたいなところまで来ています。興味を持ってくださり感謝です。
(カクヨムは「完結した作品なら読むぞ」の人も多いのでしょうか……?)
で、物語の内容について触れますと……
「エッ!? アレやソレについて書かれないまま終わってしまった!」
まずコレでしょうか。
人によってはガッカリされそうな部分(特に終盤)がいくつかあるのですが、これは、いろいろ考えた上での構成でした。
「時系列がこうで、この場面の裏側ではこんなことが起きていた」
「この人物、この武器防具、この職業……設定はこういう感じ」
「世界地図や(未登場含め)国々の様子はこうだ!」
など、など、頭のなかではアレコレをバキバキに具体化しており、ボリューミーな設定資料集を書けるレベルなのですが、それらをすべて書くのではなく、自分が「書こう」と思ったシーンにとどめています。
物語の前半は過去に経験を積んだアダルトチームが活躍するシーンを中心に、それからだんだんヤングチームにフォーカスしていく構成に(フンワリと)しており、結果として、書きたい部分は書く、という欲求は満たせたので、これで良かったかな、と考えています(自己満足)。
序盤の単発エピソード、トンボの故郷以外の異大陸の存在(と異大陸固有のクラス)、バァバ真実、シン真実あたりについては、もう少し書きたかったかな……という心残りは多少ありますが、カクヨム内外で読後に頂いた感想を踏まえると「これでも良かったのだ」と安堵しています。
本作で特に苦労したのは、戦闘シーンでした。
(いかがでしたでしょうか……)
「小説の戦闘シーンって、読者目線で考えると果たして楽しいのだろうか……?」
「アクションのディティールに拘って長々と書いたら読者はウンザリするのでは……?」
という不安と、
「“タイマンではない戦い” のロジカルな演出というか展開というか盛り上げ方が難しい……」
という悩みのせいで、毎回ウンウン悩んで書いていました(特に最終決戦)。それなのについつい戦闘シーンを用意してしまいがちなので、次作は戦闘を書かなくて済む物語もいいかも? などと思ったりもしています。
書いていて特に楽しかったのはキャラクター描写です。
たくさん頂いたコメントからすると、おそらく一番人気はセラドで、実際、書いていて特に楽しい奴でした。
主人公格でないキャラ……例えば固有名のないキャラ(第1話の王子一行や黒騎士隊のメンバー、年長のオーガなどなど)ですら、彼ら彼女らの背景を想像しながら書くのが楽しかったです。
個人的にドワーフやオーガが好きなので、バグラン、テンガチ、ジアーム、アイーレと、ドワキャラ・アピールが多くなっています。
女性については、明るくて元気で笑顔が眩しい! みたいなキャラが出てこず、みんなどちらかというと落ち着いた性格で無口(ルカを除く)なあたりに、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
……と、作品の詳細について書いていると、無限に書けてしまう(名前の由来とか……テーマ曲として常に脳内再生していた音楽アーティストとか、とか……)ので、この辺で。
※気が向いたら近況ノートで書くかも……
「さあ次の作品だ!」と新たなババア小説を書く具体的な予定はまだありませんが、また何か書いてカクヨムで公開してみたいな……という気持ちはあるので、もしその機会があれば、お立ち寄りくださると幸いです。
……………………………………………
さて、本作を振り返ると、カクヨムでは2か月の活動でしたが、実際は約6年間のなんやかんやがあるので、思い出に浸りながらちょっと振り返りたいと思います。
終わりじゃないんかい!
とツッコミたくなるかと思いますが、ここからは自分のために書いているので、皆さんはそっと画面遷移してもらって大丈夫です……。
長編小説を書いたのは2回目。
1作目は2018年、アメリカコロラド州を舞台に繰り広げられる12万文字ほどのハードボイルドババアパルプ小説(完結)。
2作目となる本作を書きはじめたのは、2019年……「本格的な群像劇ファンタジーババア小説を書きたいなぁ」と思い立ってキーボードをペチペチ叩いたのがはじまりでした。
書けば書くほど頭の中でファンタジーの世界が広がり……文字数も登場キャラも増え続け……20万文字ほど書いたところでなんやかんやあり……2020年8月に筆が止まりました。この時点で、最終話までの大まかな構成と結末は考えてあり、あとは書くだけだ! という状況ではありましたが……
放置したまま4年ほどが過ぎ……
2023年の末、またなんやかんやあったことがきっかけになり、「書きたい!」「書き上げねば!」と気持ちがワキワキしてきたので、第1話から読み直してみたところ……小説執筆ニュービーだった自分の文章のアラが目立ちまくり……大幅な改訂作業に没頭しました。
改定前の本作は「ついて来られるヤツだけついて来な!」みたいな自己満足が暴走しており、1話1話の文字数もめちゃくちゃボリューミーでした。
改訂にあたり、現代的な作品に近づけるためにかなりの表現をカットしましたが、それでも「1更新2000文字くらいがイイ塩梅では」と言われるWEB小説にしてはボリューミーなままです。
また、「群像劇だ! 群像劇が書きたい!」とコーフンした勢いでよく考えずに書いていたせいで、小説として重要な「視点」がヒドイことになっており、調整するために時間を費やしました。それでも完全修正とはいかず、いまゼロベースで書けば、視点と地の文に関してはだいぶ違う表現になると思いますが、(これはこれで、当初の読み味として大事にしつつ、なおせる箇所だけなおそう……)と決めて、今の形になっています。
そして改訂がおおよそ終わり、4年前に止まっていた「その先」を書き始めていた最中……
名前だけは聞いたことがあった『カクヨムコン』が今年もやってくるぞ! と知り、
(どうせなら記念受験的にエイヤでエントリーしてみっか)
(異世界冒険部門でいいのかな……?)
(10万文字のハードルはクリアしているしまあ何とかなるっぺ)
などと軽い気持ちで決意。まだ最終話まで書き上げていない状況で、カクヨムコン10応募受付開始である11月29日を迎え、投稿スタート。
振り返ると、この「エイヤ見切り発車」がなければ、今日の完結を迎えていなかったかもしれない……と思っています。
12月、1月と、身内にいろいろあり、仕事はいつだって予想外がおきますが特に予想外のアレやコレで、心身も時間も「書いていられん!」という状況に陥っていた私は、これまでならば「無理だ……いったん……もういいや……落ち着いてからで……」と蓋をして……埃をかぶり……また数年が経ち……となっていたはず。
しかし今回は、「カクヨムコン期間中に完結させっぞ!」と自分に締め切りを課していたことが幸いし、また、読んでくださる皆さんのリアクションもパワーに繋がり、なんとかやり切れました。
締め切りに追われるのは好きじゃありませんし、そういう状況下で書いた部分はチト粗いですが、まあそれもひとつの結果だろうと納得して公開しています。
ひとつの物語、小説というものを「完結させる」ことの大変さを改めて痛感しつつも、「自分はまた書き上げることができた」と自信がつく結果にもなり、ちょっぴり満足感と達成感に浸りながら、次の作品のことなんかも妄想したいと思います。
ありがとうございました。