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常識と文化と

 小児科医としゃべってたんですけど、てんかん様の症状の1つにマスターベーションがあるっつうんですね。赤子ね。
 足の痙攣とかが硬直が見られるから、てんかんを疑われるんですけど、脳波所見とかに異常ないし、「発作」中も意識明瞭っぽかったりするしで鑑別可能らしいんですけど、知らんとまあ焦りますわね。でもまあたまにあると。へー知らんかったーって思って、「なんかフロイト喜びそうっすね」って言ったら、「はあ、フロイトってそんなこと言ってんの?」って言われる。

 えっ、逆にそれは知らねえのかよって思いましてね。いや俺も良くしんないんですけど、それでもなんかこう、映画とかに出てくる範囲では知ってるわけで、有名な話じゃあないですか。サブカル界隈ではというか。まあだからフロイトって文学なんでしょうね(聞く人によっては殺されそうな発言、理解不足のゴミが適当に言ってるだけです、すいません)(そんなに怯えるなら言わなければ良いのでは?)

 でもまあ、児童精神科医ならともかく、考えてみたらそんだけの授業って多分そんななくて、教養とかでちょっと触れるくらいかあって思って、いやなんか性的かどうかはともかく快感を得る部位が変わる時期があるって話があってさあみたいな話したら、へー面白いねだって。いや面白さでいったらアンタの話のがなんぼか面白いよって思ったんですが、でもだから、やっぱ自分の常識を他人の常識と思ってはいけないなあ、しみじみ、と思った話です。俺はこの系統の話が好きなので発見するたびにしょっちゅう書いてますが、皆さんは好きでもないですか? 俺の常識と皆さんの常識は違いますもんね。そうですよね。すいませんでした。だから近況に書いてるじゃあないですか……。

4件のコメント

  • 今時は実践的な認知科学が進んでるのでフロイト、ユングは哲学として触りしかやらないのかもですね。
    精神活動の源泉をリビドーとするフロイトはキメセクジャンキー、エスを根幹とするユングは極度のマザコンと言う事実を知ると、大丈夫かこいつら?と思ったのも事実です。
  • 少なくとも俺は過去10年以内に「あなたは何派(フロイト派とかユング派とか)が源流ですか」みたいな質問をされたことがあり、なんもしらんかったので「派とは?」と答えたら(こいつなんもしらんのだな)的に引かれたので、いやまあ事実何も知らないんで合ってるんですが、エニウェイ、少なくとも実践哲学レベルでは存在してるんじゃあないかなぁと思います。文学というのは話を面白くするための誇張表現です。許してください。でもまあ医学部ではわざわざやんないのかもですよね。

    臨床って自分を見つめるところがあるっていうか、まさにこの話のテーマと一緒ですが、自分を規定する何者かを直面化させてアレしたみたいなことだと思うんすよね。そう考えるとすげーなと思います。俺は自分がなんなんだかも良くわからないので…
  • >俺は自分がなんなんだかも良くわからないので
    きっと太ったソクラテスです!
  • 折衷案だ
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