このストーリーの舞台は2015年です。新型コロナウイルス禍前の、中国経済と中華テック華やかなりしころ。
・・・というのは理由の半分で、なぜなら、昊天さんを1976年の辰年生まれにしたかったから。
中華圏では、龍は皇帝のシンボル。空高く舞い上がる龍を背負った辰年生まれの子どもというのは特別です。あの少子化著しいシンガポールでさえ、辰年には出生率が若干上向くというほど。私が暮らすマレーシアでも、華人社会では、辰年生まれを狙ってその前々年あたりからブライダル業界が活気づく。
ということで、覇道の男、李昊天は1976年の夏に生まれました。丙辰の年の「天を衝く火龍」、さらに獅子座という太陽の守護を得た覇王の生まれです。
・・・とそこまではキャラ設定を作った段階で考えていたのですが。
この、陳知夏というキャラが第3章で出てきたとき。「職場ではまだまだ若手扱いだけど、親に結婚を急かされている女の子かあ。まあ27歳くらいかな」と年齢を決めたのです(適当)。
「2015年に27歳ということは、1988年生まれで昊天さんとは12歳差。ん?知夏も辰年じゃないか」と気づいたとき、ストーリーがいきなりめまぐるしく旋回しはじめました。
「昇る龍」という名の企業グループを率いる辰年の男。その懐に飛び込んでくる、これまた辰年生まれの女の子。
「龍の娘」は、龍の背中に乗って高く飛び立つことができるのでしょうか。
きょうのお絵描きは「ダブル・ドラゴン」
セミナー会場で見かけたにしてはやけに怖い顔の昊天さんですが、まあファーストエンカウントで地雷踏みぬいて激怒されたあとなので、知夏の目にはこう見えてるんでしょうw
