昊天さん率いる龍騰ホールディングスについては、社史が書けそうなくらい設定があったりします笑
昊天さんの祖父、李国梁氏が1950年代に上海近郊で立ち上げた基礎土木・灌漑・建材の会社が前身で、その後、父・承天氏の時代に改革開放の波に乗って地方政府からの公共事業の受注を中心に拡大。高速道路の建設などの大型インフラも手がける全国区の企業に。ちょうど昊天さんが生まれた1976年はグループ初の高速道路建設のまっただ中という時期。(昊天さんは辰年の獅子座という覇王の生まれなのです)
承天パパは民間企業にはまだ容易ではなかった上海A株上場を目指して事業拡大・多角化を進めていきますが、昊天さん15歳のときに志半ばで急死。実権は父の弟たちの元へ。
まだ未成年だった昊天さんは、「後見人」である叔父の指示のもと、放逐されるように海外へ出されます。
その間に龍騰は業容を拡大し、2001年にA株上場にこぎつけます。このタイミングで、「海外帰りの若様」として呼び戻された昊天さん。同族経営企業から上場企業へとガバナンスを整備する一方で、父の子飼いだった役員たちの後押しもあって叔父派とのとの権力闘争を制し、2006年に30歳で総裁就任。
最初の大仕事として2009年に香港市場でH株を上場させ、世界の資本を味方につけました。現在、株価防衛戦の舞台になっているのがこの、香港市場です。
多感な10代で親を失い、追い出されるように始まった海外生活と、周囲に押し上げられての権力闘争が、すっかり彼をかたくなにしてしまいました。「信じて待つ」妻の存在は、そんな彼の心を解すことができるのでしょうか。