The LongTeng Saga新章「回想録Ⅰ『嵐の前に』」スタートです。
第1章の株価防衛戦から時計の針は1年半ほど戻り、お見合い~結婚式までを昊天視点で書いた「出会い」編と、小猫視点で書いた「お嬢様のウエディングドレス」の2本です。
はい、本日は2本更新。シルバーウィークスペシャル?です。
叔父派の揺さぶりに対抗するため、家柄の良い妻との婚姻を求めた覇道総裁・昊天さん。
「契約だ」「合理的な選択」「感情を持ち込む必要はない」と繰り返していますが。
"(……この人は、俺をどう思っているのだろう)"
"窓の外を見る。上海の街並みは、変わらず忙しなく動いている。"
"……美しい。
それだけは、認めた。
胸の奥で、何かがわずかに動いた。"
そして極めつけは
"―――あの白いドレスを着た彼女が、式の日に祭壇でこちらを見る瞬間を、無意識に想像してしまったから。"
いやはや、めっちゃ意識してますがな笑
素直になれない昊天さん。
「俺の『世界』を崩すことになる」契約結婚の始まりです。
――誓いの言葉を機械的に繰り返す。
「はい。」
「はい。」
まるでミュージカル「エリザベート」のオープニング。
黄昏時の結婚式のようですけど。
災いの始まりどころか、愛する人と食卓囲んでいれたてコーヒー飲んで「うまいな」とつぶやく朝の始まりでした。
