連載中の拙作、
『海とブドウ』
https://kakuyomu.jp/works/16818093078050842013は、掲載を開始して既に1年が過ぎております。
更新を休んでいる間も、ポツポツと新しい読者の方にフォローしていただき、ありがとうございます。
本作、掲載開始からフォローしていただいている読者の皆様はご存じと思いますけれども、最近読み始めていただいた読者の方から「どうやって書いているのか」とのご質問をいただきましたもので、舞台裏をお話しようかと。
本作は、そもそもは、フォローしている作家さんの作品のオマージュとして書き出した "短編" なのです。
X(旧ツイッター)で私が「こんな作品はいかが?」とツイートしたのをきっかけに(飽くまで「きっかけ」に)、その方が書かれた作品が、半年かけて完結したので、そのお祝いとお礼と慰労を兼ねて書いて、当初は5話で終わるはずだったのです。
↓こちらが、そのオマージュ元の作品。
『異国の舞姫はポンコツ皇子を笑わせたい』 にわ冬莉 様
https://kakuyomu.jp/works/16817330664383016840 兄の急死により突然に王国の王太子になってしまった次男のリダファ王子と、そこに嫁いで来た南の島のお姫様ララナ王女の物語。
このヒーロー&ヒロインの設定だけを頂いて、舞台設定は「思い切り意表をついてやれ」という事で、日本の江戸時代っぽくしてみた、という次第です。
そういうオマージュ作品を書く事で、にわ様の作品の完結に祝意と敬意を表して終わりのはずだった拙作なのですけど、読まれた方々、特に私の身近な読者である高校の先輩から、「長い物語が始まりそうなのに、これで終わりはないだろう!」などと叱責を受けましてw、再開して長編化し、今に至る、という感じです。
当然、第2章以降の展開は成り行き任せ、どこに向かって行くのやら。
でも、駒姫との恋愛と、ブドウ酒造りを目指す主人公というストーリーの本筋は外さぬ様に。
第2章以降の舞台を江戸にしたのは、土地勘があって世界観を構築しやすいから。架空の藩を舞台にしているだけでは、世界観に広がりがありませんしね。
飯田橋、神楽坂、小石川、春日のあたりは、執筆を再開するに当たって、実際に歩いて来ました。
あとは、ネットや観光ガイドや地図を見て、情報を補いながら。
月に一章ずつ掲載しています。
にわ冬莉様には、変わらぬ感謝と敬意を!
https://kakuyomu.jp/users/niwa-touri 上記作品の他にも、素敵な作品をいっぱい書かれている作家様です。
拙作は、今月も、第4週から、第14章の公開を始める予定で執筆中です。
引き続きお楽しみ頂ければ、光栄です。