本日、第10話「回答書提出」を公開しました!
今回の話は、一見するとかなり地味です。
ロボットが動いたり、AIが暴れるような派手な話ではありません。
また、誰かが驚くような新技術が出てくる訳でもありません。
ですが個人的には、この第10話は、第4巻の中でもかなり重要な回だと思っています。
第6話以降、共同開発Gはずっと宿題と戦っていました。
・成功条件は何か
・何を評価するのか
・何故その場所なのか
・通信はどうするのか
・安全はどう確保するのか
JWCからの質問はどれも正しいものばかりでした。
そして今回、その宿題に対する回答を提出します。
今回書きたかったのは、「説明責任」という考え方です。
作中でも門脇が語っていますが、回答書の目的は相手を納得させる事ではありません。
・何を実施するのか。
・何が分かるのか。
そして、何がまだ分からないのか。
それを正しく説明する事です。
研究でも開発でも、意外と一番難しいのはここかも知れません。
今回、JWC側から評価されたのも、凄い技術ではありませんでした。
むしろ、
・何故その環境なのか
・何を検証したいのか
・何が分かるのか
が整理されている事でした。
派手ではありませんが、共同開発Gが少しずつ積み上げてきた成果が評価された瞬間でもあります。
個人的に好きなのは、森本の「皆さんにやって頂きたいのは、会議ではありません。実証です」という言葉です。
まさに今回の話を象徴している一言だと思います。
ここ数話、共同開発Gは会議をし、計画を作り、宿題を潰し続けてきました。
ですが本来の目的は、書類を作る事ではなく、実際に評価する事です。
そして今回、JWCから正式に「計画としては成立しています」という評価を得る事ができました。
勿論、宿題が完全に無くなった訳ではありません。
安全計画や評価結果の整理など、まだ調整事項は残っています。
それでも、共同開発Gにとって大きな区切りとなる回になりました。
そしてラスト。神谷からのメッセージ。
「では、評価機の話を始めましょう」
宿題は終わり、次は開発です。
第4巻もいよいよ「計画編」から「開発編」へ本格的に進んでいきます。