第24話を公開しました。
今回は救出後の後日談です。
そして作者としては、「無事だったからこそ出来る話」を書いた回でもあります。
まず最初に、今回の話は綾乃の行動を軽く扱う話ではありません。
照臣は実際に怖い思いをしました。
・眠れなかった。
・帰れなかった。
・連絡も出来なかった。
そしてその恐怖は、まだ終わっていません。
だからこそ、今回レグナテックの面々が繰り返し言っている「無事だから笑える」という言葉が重要でした。
前半は比較的真面目な話です。
照臣も、
・怖かった事。
・怒っている事。
・まだ整理できていない事。
それらを隠さず話します。
個人的には、大槻さんの「恐怖は、論点整理だけでは消えませんから」という言葉が好きです。
この作品、ガバナンスだの品質保証だの標準化だの言っていますが、感情までロジックだけで片付く訳ではありません。
……で。
そこまでは真面目だったんですよ。
そこまでは……。
誰が聞いたんだ。
服装の話をw
そして誰が、そこで推理を始めたんだw
結果として、照臣は「……メイド服です」と白状する事になります。
そして、「ご主人様」まで確定します。
そこから始まるのが、前職時代の伝説大暴露大会です。
・告白の射線上侵入事件
・異世界聖女認定事件
・御曹司誤認事件
・メイド服監禁事件
何故かレグナテック組が過去を蒸し返し始めます。
しかも全員楽しそうです。
今回、タイトルを「女を狂わせる男」にした理由もここです。
もちろん照臣本人は全力で否定しています。
実際、大半は照臣の責任ではありません。
ですが、レグナテック組からすると、「またかよ!」なのですw
そして作者として好きなのは、後半の話です。
笑い話になっていても、照臣は「好きだったものまで、榊原さんの行動に支配されたくない」と言います。
・メイドも。
・創作も。
・ヤンデレも。
悪い訳ではない。
問題は現実への実装だった。
その辺りは照臣らしい考え方だと思います。
そして今回、恋人ホカン計画の面々は反省していません。
ええ!全く反省していません!w
照臣の取扱説明書を作ろうとしていますw
・対人リスク早期検知手順
・女難警報
・善意の恋愛フラグ変換防止基準
等という危険な単語が飛び交いましたw
作者としては、「お前ら本当に標準化好きだな……」と思いながら書いていましたw
今回の話は、監禁事件を忘れる話ではありませんし、綾乃を許す話でもありません。
ただ、無事に戻って来たからこそ、笑えるようになった。
そんな話です。
そして最後、照臣の周囲には、自分の言葉を自分の意味で受け取ってくれる人達がいる。
それを改めて確認する回でもありました。