認識が無ければ、理解できないから、自動的にスルーだよ。
そんな事をつい2、3年前に聞いたかな?
なに、それ?わからん。
理解できないから、それこそスルーだった。
ある日の朝、何かが部屋の中を横切っているのが、目の隅に留まった。あれ は何だろう?
ともかく、虫っぽい。
虫は大っ嫌い!!
掃除機を持ち出して、「怪異」を見た!辺りをうろついていると、良く分らんが、手ごたえは有って、何かしらを掃除機で吸い込んだ。
何だか分らんけど、解決したっぽいからまあ良いか。安心していた。
それから数年経った今年の春頃に原稿を打ちこんでいると、視界の端にわらわらした動きが見えた。
何だか良く分らん、が、前にも見た様な気がする。またしても掃除機を発動させたが、的が分らん。
それでも目を凝らしてみると、やっぱり、何かがわらわらしている。
今回も掃除機で吸い込んでやったから、その後何事もない。
しかしてチョイと思う。
ひょっとして、こいつは、あの、噂のはゲジゲジだろうか!?
意味不明のネーミングががっつりハマる姿形をしていると言う「伝説上」のUMA。(いや、昔から存在する標準的な虫だろうよ)
さて置き。
ガチ虫が大っ嫌いなので、ネット検索して正体を確認しようなどとは思わない。
遠い昔、生物の教科書に掲載されていたヨナクニサン(蛾)の写真をホッチキスの針をバッチバチに打ち込んで永遠に封印した私である。
子供の頃に叔父から貰った昆虫図鑑などガムテープでぐるぐる巻きに
して、生涯に渡る謎とせしめた過去もある私である。
うっかりと長野県のざざ虫に興味を持ってネット検索した時には、半月ぐらい体調を崩した。
それにしても、眼の端とは言え、目撃しているはずのわらわらの全貌については、まったく認識が無い。「それ」が、本当に見えなかった。
そうとしか言えない。
と、言う事は「フツウ」なんてものは無いのかも知れない。
もしも、自分と認識が違う人が居たのなら、「面白れぇ!!」思ってつきあう方が、人生が楽しくなるのかも。