風が、、、エカテリーナに人々の感情を届けてくる
なぜ私がこんなところにいるのだろう
教会前の広場で太い木材に縛られ、足元に火をつけられようとしている
石が飛んでくる
体のあちこちに、大小の石が当たる
石を投げる人、走り回って止めている人がいる
泣き叫び、やめてくれと叫ぶ人がいる
疑念の目
侮蔑の目
恐れの感覚
様々な人間の思考が私に届く
なんで私はこんなところにいるのだろう
教会に行かなかったから?
教会に行くはずの人たちを、私のヒーリングで集めてしまったから?
治せない人がいたから?
お金や野菜やお肉をもらったから?
わからない、、、
わからない、、、
物心ついた頃から、なんとなく大人たちの病気の場所がわかるようになっていた
私は普通だと思っていた
おばあちゃんにそれを話すと
お前の力は神様から与えられた素晴らしいものだ
と、褒められ
薬草で薬を作ることをなりわいにしていたおばあちゃんから薬草の知識を叩き込まれた。
薬草を知れば知るほど、この病気にはこの薬草が効く。この配合がとわかるようになった
どんどんわかると薬草研究にのめり込んだ
それだけではない
私は気を送れる
送れるだけではない
調整もできるようになった
これで本来人間が持つ自然治癒力を高め、薬草との相乗効果で病気の治癒率は高まった
私はいつの間にか皆から聖女と呼ばれるようになっていた
痛い
苦しい
許さなきゃ
許すのよ
最後の瞬間
やっぱり死にたくない
なんで私が
ちくしょう許せない
許せない
そこに悪魔が来て耳元で囁く
わしが貴様の願いを叶えてやる
契約するか?
契約した
永遠の命をもらった
贅沢の限りをしている
無限の渇きが私の中に生まれた
お前たちは、私の前に膝まつくしかない
復讐してやる
このかりは絶対返してやる
聖女なんかくそくらえだ。
私は上級悪魔となった