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蔦田
@2ta_da
2024年3月3日
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ホラー
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泡沫とおよぐ
/
蔦田
じりじりと焦がすような蝉の声。クリームソーダを作ろうと笑うあなたの口元のほくろから、なぜだか目が離せませんでした。
★6
詩・童話・その他
完結済 1話
6,865文字
2025年8月28日 12:00
更新
怪奇幻想
短編
百合
純文学
サイダーには、恋に溺れた人魚が住んでるんだって。知ってた?
蔦田
呼び水の声
/
蔦田
母の死を僕に伝えたのは、確かにこの声だった。 僕が中学三年生だった年の初夏に、いなくなったはずの、弟だ。
★17
ホラー
完結済 3話
9,337文字
2025年8月15日 11:00
更新
怪奇幻想
兄弟
純文学
蛙は嫌いだ、あの夏から
蔦田
春嵐
/
蔦田
それはひとの道を外れた恋である
★0
恋愛
完結済 2話
3,231文字
2025年4月4日 12:00
更新
兄妹
短編
純文学
春雷、随分近くに落ちたらしい
蔦田
鶯浄土
/
蔦田
ここは浄土のように美しいところだろう、と夫は微笑んだ。 だから、そこの襖は、開けてはならないよ。
★5
ホラー
完結済 1話
3,559文字
2025年2月10日 12:00
更新
怪奇幻想
短編
純文学
どうかもっと、その鶯の声を僕に聴かせて。そうしたらきっと春が来るだろう
蔦田
春が来て尚
葦名 伊織
薄氷ふたたび溶けたらしい
/
蔦田
白い雪と氷と、黒い山々に囲まれた温泉街を散策していた僕に声をかけてきた若い男は、指先が白く凍りついていた。彼はずっと昔、ある美しい池に落ちたことがあるのだと言う。
★0
現代ファンタジー
完結済 1話
5,449文字
2025年1月13日 01:00
更新
怪奇幻想
短編
純文学
水面に張った硬くも脆い透明な膜が、鏡のように鈍く光っていたのです
蔦田
そこからさらう
/
蔦田
夢の中で、この手で水に沈めた美貌の少年が、今、私の目の前に。いる。
★6
ホラー
完結済 1話
4,163文字
2024年11月30日 13:37
更新
怪奇幻想
短編
純文学
それはいつも決まって、生温い風が吹く薄曇りの晩だった
蔦田
沈溺
/
蔦田
金曜の晩。 どんなふうに触られたのか、おれに教えてはくれないかい。と、男はひとりの寂しげな女に笑いかけた。 ように見えた。
★0
恋愛
完結済 2話
6,012文字
2024年10月21日 14:00
更新
性描写有り
短編
純文学
おれはお前から恋人も、親友も奪ったんだぜ。と、男は笑った。
蔦田
夜明けの晩を待っていた
/
蔦田
「ほんとうかしら。例えば百年、お前、待てますか」とくすくす喉を震わせながら彼女が問うので、俺は「百年なんて朝飯前さ、君と再びまみえたのちに、共に夕餉が楽しめる」と笑った。 そんな…
★6
恋愛
完結済 3話
7,633文字
2024年3月29日 11:00
更新
怪奇幻想
短編
純文学
夜がこんなに暗いものだとは知らなかったよ
蔦田
言わぬが花
/
蔦田
目を開けてはいけないよ、と懇願のようにも唆すようにも取れる声音が私の鼓膜を揺らす。優しくて臆病な亡霊の未練。そんな夢を、見続けている。
★0
恋愛
完結済 1話
4,252文字
2024年3月10日 14:04
更新
短編
純文学
秘密を明かせば夜が明ける
蔦田