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鶯浄土

鶯浄土

蔦田

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★★★
★5
2人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 葦名 伊織
    6件の
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    ★★ Very Good!!

    春が来て尚

    春の気配を感じる冬の日。
    目を覚ました妻を夫が迎える。
    冬が明けるその前こそ、よく冷える。

    最初は少しの違和感。
    しかし、夫の話を聞いている内に、それは降り積もっていくでしょう。

    何か、変。

    妻の気を引きたいのか、夫は饒舌に妻へ話しかけるのですが、著者の語彙に富んだ表現をここで見る事が出来ます。

    私たちは登場人物とその違和感を共有して、答えを探そうとするでしょう。

    果たして何が隠されているのか…
    そして春になっても尚、凍てつく最後を見るのです。

    • 2025年8月23日 10:56