彼女に二股をかけられ、二番手として捨てられた二十歳の大学生・俺。
失恋のショックで人生が終わった気になり、公園で項垂れていた――
ただそれだけの、どこにでもある不幸のはずだった。
だが、そこに現れたのは、
「会社の金も妻も親友に持ち逃げされた」という、
桁違いに重すぎる不幸を背負った見知らぬおじさん。
「二股失恋? そんなのぬるい」
「本物の不幸っていうのはな――」
不幸マウント、精神崩壊、奇声、地面転がり、
平穏な公園は一瞬で修羅場と化し、
なぜか俺まで“不審者の仲間”と勘違いされる。
失恋しただけの大学生は、なぜ“人生が完全に詰んだ中年男性”に付きまとわれるのか。
これは、
「他人の地獄を見ることで、ちょっとだけ自分が救われてしまう」
最低で最高な日常コメディ。
https://kakuyomu.jp/works/822139839000044370/episodes/822139841853668084