「連作短編 童話」を含む小説

川辺の砂から生まれた〈雲母の娘〉と、秋に赤く燃える〈あけしの娘〉。 風の郵便屋が届ける「こひ」の手紙、霜の検見、藍い灯を腹に宿す小さな魚――四季は静かにめぐり、ふたりの心は月の虹…

　母親に置いて行かれた卵のピヨは、生まれることもできず世界を怖がりながら巣の中に留まっていた。 　そんな時、ミステリアスな同じ卵が転がって現れる。 　美しくなる泉を求めて旅をする…

ほっこり、ざわざわ。 しとしと、ぽかぽか。 いざよい堂書店は、森のなかにある本屋さん。 人間のしいらと、トナカイの店長チェロが、今日も森の目覚めとともにお店を開ける。 どんな…

皮肉の効いた作品をあげていきます。明けない夜の日にどうぞ。よかったら見て行ってください。

人間はどこに帰るのか、誰と帰るのか。 帰り道はさみしいのか。 そんなことを想いながら作った、三つのエピソードです。

【カクヨムコン10参加（中間選考通過）】 【全12万文字、ライト文芸、ほっこり＋感動】 灯りの魔法使い「メイナ」＆灰の魔法使い「リティ」のふたりが、『氷の年』に滅んだ世界で北の…

僕は、控えめにいっても、いよいよ大人と呼ばれる歳になり、いろいろあって自分の店を持つことになった。 皆、大人になると視野が広がって、バランスが取りやすくなるものだと思っていたが…

どこかおかしな世界で、ちょっと変わったキャラクターたちが織りなす日常系ファンタジーです。連作短編で書いていきます。

本との出逢いは一期一会である―― 曰くつきの本〈忌書〉のみを取り扱う古書店〈ゑにし堂〉は、本に求められた人のみ辿り着ける不思議な店だ。 店で働く“僕”は浮世離れした美人店主のゆ…

生成ＡＩが作った詩を「鑑賞」する遊びをしている、お父さんとゆうと。小学校２年生のゆうとは、ＡＩが作る詩に興味津々です。 今回、ゆうとがＡＩに出したお題は「洗濯機」。果たしてＡＩは…

全人類の脳にインターネット接続端子埋め込みが義務化された時、世界は変わり始めた。 短編です。 KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～ 第…

小学校２年生の男の子、ゆうとはお父さんと「ＡＩに詩を書いてもらい、その意味を考える」遊びをしています。今回のお題は「テレビ」。 ＡＩが書いてきた詩を見て、ゆうとは大好きな戦隊もの…

小学校２年生の男の子、ゆうとはお父さんと一緒に「ＡＩに詩を作ってもらい、それを『鑑賞』する遊びをしています。今日のお題は「ラジオ」。ＡＩが作ってくれた詩は、一見すると少し日本語が…

ゆうとは、小学校２年生の男の子。最近、お父さんやお母さんと「生成ＡＩに詩を書いてもらい、それがどんな意味なのか『鑑賞』する」遊びにはまっています。今日はゆうとが「エアコン」をお題…

小学校２年生の男の子、ゆうとは最近「ＡＩが作った詩を『鑑賞』する」遊びを楽しんでいます。今日は早帰りだったお母さんと一緒に、ＡＩ詩を作っていきます。今日、ゆうとが考えたお題は「冷…

小学校２年生の男の子、ゆうとは、お父さんと一緒に「生成ＡＩが作った詩を『鑑賞』する」遊びをしています。今回、ゆうとが決めたお題は「電子レンジ」。生成ＡＩはどんな詩を作ってくるので…

小学校２年生の男の子、ゆうとは、お父さんと一緒に「AIが出力した詩を鑑賞する遊び」をしています。今回ゆうとがAIに出したお題は「冷蔵庫」。生成AIは、どんな回答を出してくるのでし…

小学校２年生の男の子、ゆうと(悠翔)はある日、お母さんが読んでいた詩集をきっかけに詩に興味を持ちました。ゆうとの知的好奇心を大事にしたいと思ったお母さんは、お父さんに「ゆうとと詩…

【第１節】それはまるで夢のような 睡眠都市の外縁に広がるスラムに住むケイジとサヤの兄妹は、物心ついた時から一度も眠ったことのない無眠者だった。 両親を強盗に殺され、浮浪児として劣…

少年は生き続ける。終わりのない命を隠して。少女は生き続ける。終わりのない命を隠して。 ――――これは、死ぬことのない少年少女の、それぞれの出会いと別れを書いたお話。 ・…