「色の記憶」を含む小説

――あの日、一枚の不気味な絵画に、触れるまでは。―― ...じわり、と日常が反転し、引きずり込まれたのは絶望の異世界。 人の感情が「色」となり、それを喰らう知的生命体【色の呪い】…

「初めまして」 それが何度続いても、僕は彼女を恋人だと言い続ける。 心だけが覚えていた指輪とマフラーが、ふたりをもう一度結び直す物語。

君の居ない冬は今年で三回目。 鉛色の寒空に、もう一度だけ明日を描こうとした。 色は薄れていく。それでも僕達で描く絵は消えない。

【石はささやくシリーズ第1弾】 私が講師を務めるパワーストーンデザイナー養成講座で扱う36種類の石たちの物語。 第1弾は虹の7色をテーマにした連作短編集です。 🔴第1話「赤い…

ＯＴ＝ＯＣＣＵＰＡＴＩＮＡＬ　ＴＨＥＲＡＰＩＳＴ．ＯＴ＝作業療法士 芸術才能を駆使して、患者、利用者をけん引せよ。 虹色の記憶はあのＯＴルームから。

虹色の髪を持つ子爵令嬢、パステル・ロイドは、色を見分けることができない。 パステルは人との関わりを拒否し、社交シーズンでも領地で少数の使用人とのんびり過ごしていた。 閉ざされた世…

皇后キャリーは、愛するクリスとの逃亡を図るも、夫であるロバート皇帝に見つかり命を落とす。しかし、彼女の魂は消えることなく、数十年後の別の時代、遠く離れた小国の公爵令嬢「アリア」と…

ねぇ、あなたには忘れられない恋がありますか？ どこまでも甘くて、胸が締め付けられるほど切なくて、そして、決して手放したくなかった恋。 この物語は、そんなかけがえのない出会いと別れ…

あなたの名前には どんな願いが込められていますか？ 夢を追って故郷を離れる朝 美桜（みお）は祖母にこう言われた。 「振り向かずに歩きなさい。 その先に夢の国があるよ」 桜…

カクヨム「詩・童話･その他」週間ランキング2位(2025/05/27～29)。 本作は、2025年2月15日の、 サポーター限定近況ノート第1弾で紹介した現代詩1編です。 とあ…

主人公、如月朔馬は高校2年生。ある日、試験的に人工知能が配付された。ルネアと名付けられたその人工知能が次第に朔馬の人生を変える事になる。

山陰の自然に囲まれた老人ホーム「さくら荘」で暮らす80歳の佐藤恵子は、穏やかな日々を送る一方で、記憶が徐々に曖昧になりつつある。 面会に訪れる息子の圭や娘の茜との会話では、過去と…

2045年、人類の多くはバーチャル・ライフ・ポッドでの生活を選択していた。 ウェブデザイナーの佐藤美咲（28）も、そんな「箱」の中で5年間を過ごしていた。 「薔薇色プログラム」と…

お題で執筆!! 短編創作フェスに参戦してみます。 薔薇色って、いろいろ思い浮かぶようで話にまとめようとすると難しいものです。 　 ショートストーリィです。

味も色も記憶も、濃いほど思い返します。 良くも悪くもですね。 なんとも雑多な歌群になりました。 白状しますと、テーマ『濃さ』ではなく『濃い』と勘違いしておりまして。 遠からずで…

わたしのオリジナルキャラクターの過去などの悪いことと、少しの設定を、悪夢と一緒に小説にしたものです。 その悪夢を乗り越えて(乗り越えられなかったとしても)いい夢を見るまでの話の予…

広告代理店で働く綾瀬イリアは、ある日突然アイドルになりたいという衝動に駆られ退職する。 彼女は驚異的な才能を見せ、人気アイドルグループ「プリズム・インフィニティ」のメンバーとして…

25歳の彼女は細身長身の大学院生。出逢いは僕が18歳高3の秋。彼女が教えてくれる大人の恋に落ちた僕だったが…同居の妹さんに見つかりご両親へ報告が…｢始めから何も無かった｣事にされ…

あの日、僕は道に迷う少女と出会った。僕は彼女に見覚えがある。 駆けるような雨が降る、梅雨の終わりのちいさな物語。 ※第14回空色杯に寄せて書きました。

有能な両親の次男として産まれ、有能な兄とともにいつも彼らを称える声がつきまとい、幼いながらどこか褪めた視線で物事を見ていた少年ヴィンセント。７歳の誕生日に訪れたヴァルカン山岳兵団…