「唇 嘘」を含む小説

／ 第13回ネット小説大賞 小説部門入賞いたしました！ ＼ ＊マッグガーデン様より書籍化予定です！ 「──ローズマリー・リィーズを国外追放とするっ」 この国の王太子で婚約者の…

『匂える園』は、15世紀にムハンマド・イブン・ムハンマド・アル＝ナフザウィによって書かれたアラビア語による性典、性愛文学作品である。正式な題名は、「官能の悦びの匂える園」。『素女…

あらすじ 薄井拓真――。 存在感が薄く、教師にすら指名されない「ネクラメガネ」の高校二年生。 唯一の楽しみは、図書館の奥で本に没頭し、現実からそっと身を消すことだった。 しか…

　東京の夜景を見下ろす高層マンション。 　ガラス越しに広がる光の海は、まるで永遠を約束するかのように煌めいていた。けれど、その光は彼女の心を照らすことはなかった。 　「……ど…

「ミラベル・ナイトレイ！　今この場をもって、君との婚約を破棄する！」 　という台詞から始まる、どこかで読んだような断罪劇。 　始めたのは此処アストラリウム国の第一王子、レオニス…

目を覚ますと、そこは16の影が支配する異界《万影大陸》だった。 記憶を失った少女・柚香は、雪影の地で追われる身となり、やがて湖都の貴族の陰謀に巻き込まれ、森影の精霊たちの迷宮に…

感動ラブストーリー♡ 最終回にはバスタオルの用意をオススメします（涙拭く用） フローラは凄腕の占い師、おばあに占われる。 その占い結果は意味不明！？ 占われている人は他にも存在し…

カクヨム短歌賞【ナツガタリ'25】10首連作部門の応募作品です。 普段は若宮渋滞中という名前で活動しております。よろしくお願いいたします。

「貴女のことを、ずっと探していました」 　真昼の青空に花火が上がる。 　この感情を、言葉にするならなにだろう。 　お礼を言いたかった。 　この羽根について知りたかった。 　それ…

日向の友人、青葉は息を吐くように「死」を口にする。彼女の希死念慮をくすぐるのはいつも些細なことで、日向はよく愚痴を聞いていた。 　 だが、徐々に青葉の放つ言葉の裏面と、日向の抱く…

目が覚めると100年たってた。え？　なんで？ うちどないしたん？ 待って。ちょっと思い出してきた。魔女の呪いやわ。 えらい逆恨みで呪われてって……ナニ？　目の前に誰かおる。 い…

髪に編み込まれていたリボンの残りが音も無くほどけて、滑り落ちていく。 『私たち…嘘ばかりだったわね。』 そう微笑めば、男は悲しげに唇を噛んで俯いた。 散らばった髪とリボンの残骸を…

※タイトルを[聖女属性の勇者は疑うことをしらない・Take2]から変更しました（2024/10/18） 人類最強にして最弱な勇者リンダは聖女の心と勇者の力を持つ転移者だった。 …

公式企画『短歌の秋』への投稿作品です。テーマ「赤」に沿って書きました。

不良でケンカ無敗の男子高校生、佐藤響。ある日気がつくと見覚えの無い部屋で目を覚ます。 そこに居たアトゥリエーティという女神は彼に対して言う、「あなたは現世で子供を助けようとし…

橋の向こうに、小役人が引く裸馬にまたがった白いさらしの屍衣を着た新吉が現れた。 そこで馬を降りた新吉は、手鎖に結んだ縄を小役人に引かれて泪橋を渡った。 刑を執行する三人の非人たち…

カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト 児童向け恋愛小説（溺愛）部門　応募作品です。 【あらすじ】 主人公、乃愛（のあ）は付き合っていた彼氏に理不尽な振られ方をし、泣き崩れ…

「俺があなたを守ります」 それは、幼い頃に交わした約束。 人外のモノを引き寄せてしまう体質の少女、真白は、昔からある悩みを抱えていた。 それは自分の厄介な体質のこと……ではなく…

　憧れの女子校に入学したうちは、同じクラスの女の子に恋をしたん。冴子いう名のその子は儚げな美しさと、誰も寄せ付けへんような孤高の雰囲気を持つ女の子やった。 　初めは遠くから見惚…

数年ぶりに再会した過去の恋人同士。お互いもういい大人になっている。 「昔、会社が倒産しそうだと言ったのを覚えているか？　あれ、嘘だったんだよ」 　そう過去の真実を告白した男に対し…