「友人の家で」を含む小説

僕の家は、２０時に家族みんなで2階へあがり、階段をたたんでしまう。 どこの家もそうだと思っていた。 ある日、お爺さんが亡くなった友人の家では、誰か一人を交代で泊め続ける事になった…

　指名手配中の友人が家にやってきた。 「いやまじ匿ってくれ」 　そう言いながらドカドカと上がり込んでくるものだから取り敢えずビールとベーコンを出してやると「ありがてぇありがて…

中学の時の実体験をネタにして創作したフィクション小説です。 心霊実験……とまではいかないものの、小中学の頃はこの手の実験とか「こっくりさん」とか「怖い噂のある場所の探検」などに…

ヨウセイとは、哺乳綱偽獣亜綱コビト目ヨウセイ上科に属する動物の総称だ。世界各地に生息するが目撃例は極めて少ない。友人の家を訪れた私はそこで囚われのヨウセイと、惨劇を目撃することに…

麻生繭は殺された。 背中の皮をはがれ、天使のような姿に加工された状態で…。 容疑者として警察から疑われたのは、彼女の恋人である女、玲於奈と、その双子で医学部中退で小説家志望の弟…

家を新築した友人の家に遊びに行ったら、とてもエコな冷房設備があったというお話です 二十年以上前にとある業界誌で800字短編の公募があり、そこへ応募して没になった作品の供養です 原…

　娘が、一枚の変わった写真を見つける。 　そこには、腕組みをする人。の腕のようなもの。 　偶然写り込んだものか、光の加減でそう見えているだけか。 　娘は友達と一緒に、調べると言い…

沢良宜文哉は高校3年生。 8歳の時に両親を交通事故で失い10歳離れた姉と二人で暮らしていた。 いつも通りの平穏な朝、文哉と姉は朝食を取っていた。 だがその時、姉の口からある言葉が…

大学以来疎遠となっていた友人の家へと向かう私。友人は成功し、あらゆる面で恵まれているように見えた。久々の再会に旧交を深める私たち。そして家に帰った私は衝撃を受ける。

自主企画『同題異話・一月号　ほろ酔い幻想記』に参加させていただきます。 下記の作品の続きになります。 同題異話・十二月号　おやすみ映画館 https://kakuyomu.jp…

「昨夜未明、一人の女性が行方不明であることが発覚しました。 女性の名前は――、年齢は19歳とのこと。 行方不明が発覚した日の数日前から大学に来ず連絡もつかないため、そのことを不審…

「おじいちゃん、今夜は嵐になるって」 突然、孫は目の前の海をさしてそう呟いた。 白波一つ立っていない、穏やかな海。 普段なら聞き流す祖父だったが、孫に対してどこか違和感を覚…

学芸員の日比野は、友人から古い伝承の調査を依頼される。その日の夕刻、日比野は結果を携えて友人の家を尋ねた。足を踏み入れると、中は異様な闇に包まれている。友人の姿は見えない。ただ、…

友人の家に遊びにいった時のこと。窓の外から風鈴の音が聞こえてきました。上の階の独り暮らしのおばあちゃんの風鈴らしいのですが……。 脚色していますが基本は実話です。と言っても、事件…

最近忙しい様子の友人の家に肉を食べに行く。 彼は既婚者で、今日は彼の妻は不在のようだった。 友人が振舞ってくれた肉はとても美味しい肉だった。 彼の家の階段にはなぜ赤い染みがあった…

上京するも身体的な怪我をして、それに伴った精神的な苦痛から無職になってしまった高崎慎吾（たかさきしんご）。友人の家に居候している際に一通のメールが届く。 【お前の祖母が倒れた。…

喋る案山子がいるという話に興味を惹かれ、友人の家を訪れた不思議を愛する少女たちだったが、喋る案山子はスズメに連れ去られ、行方不明になってしまっていた。案山子の捜索を始めた少女たち…

友人の家に泊った。寝て起きたら友人は消えていて、部屋には自分と猫だけがいた。 友人は狂って猫になったのかもしれない、と寝ぼけた頭で思考する話。

僕──大栗しゅんは友人の家からの帰路に不思議な光景を目にする。 なんと、同年代ほどの女の子が飼い犬に手紙を食べさせているのだ。 実はその犬は不思議な犬で、なんと手紙しか食べないの…

年に一度のクリスマス。毎年、友人と家でクリスマスパーティーをしている私。でも今年のクリスマスはいつもと違う。 ——私だけが、この場所で、ひとりきり。 最後はほんのり温かい。 …