「不思議系ファンタジー」を含む小説

静かな時計の町の片すみに、古びた小さな店があります。 店の名は――時間屋クロノ。 そこでは、「止まった時計」を直すのではなく、“時間を動かす”仕事が行われています。 ある日、少女…

【石はささやくシリーズ第1弾】 私が講師を務めるパワーストーンデザイナー養成講座で扱う36種類の石たちの物語。 第1弾は虹の7色をテーマにした連作短編集です。 🔴第1話「赤い…

東京から星ヶ町に転校してきた小学6年生・天音みつき。クラスメイトたちが将来の夢を語る中、ひとりだけ「夢がない」ことに劣等感を抱いていた。 ある日、町の丘に建つ古い図書館で不思議…

春の風に乗って始まる、ちょっと笑えて、少し切ない学園物語。 入学初日、靴を左右逆に履いた綾野陽翔は、不思議な少女・月宮さやかと出会う。 「運命を信じる？」――その言葉をきっかけに…

街の片隅に、誰も近づかない古びた店がある。 お化けが出るという噂もあるその場所に、少年は住んでいる。 けれど本人(主人公)もしゃべる猫ユウも、その店が何の店なのかを知らない。 …

日暮れから朝焼けまでの12時間。 この店「喫茶ユメツキ」では、人も幽霊も、誰かの夢のかけらも、 カウンター越しにそっと語りかけられる時間があります。 ちいさな不思議を語…

東京の広告代理店を退職し、祖母の形見の古民家でカフェを始めた星野陽子（32歳）。だが開店早々、不思議な現象に見舞われる。の災害、深夜の足音、そして人々の心が見えてしまう不思議な力…

喋る生首が登場するお話を十話区切り三本立てでお送りするオムニバス形式作品です。 【春夕の影】(1〜10話) 自殺したはずが首だけになってしまった軍人男性と、廃墟と化した古城に住…

無気力な男子高校生、公原紡は高校入学から一か月が経過したというのに未だにクラスに馴染めず、一人で灰色の青春を送っていた。 そんなある日の放課後、クラスの美少女である文月早紀が彼の…

ただ一つの大陸のみが残された、異世界ミストルティア。 偉大なる神々によって創生された、この〝植民世界〟は、今や消滅の危機に瀕していた。 その原因の一端となったのが、ラグナス魔王…

　普通の少年、新庄　紅葉は高校二年の夏休み、ひょんなことから立ち寄った神社で全裸の少女と出会った。 　慌てる紅葉の目の前に現れたのは、巨大な体を持った怪物だった。そんな異常事態を…

研究所で一人暮らししている「俺」は試行を繰り返し、「森」を作ろうとしていた。「森」とは真実を明かす存在。試行はなかなかうまくいかず、「森でないもの」ばかりができてゆく。しかし意思…

「あなたのその『わからない』を解き明かしてあげましょう」 羊、とそれは名乗った。 概念系男子とぐるぐる系男子のわちゃわちゃ詭弁ファンタジックBL。

イングランド中央部コッツウォルズ地方、アーリントン・ロウ地区—— そこは、14世紀頃の町並みが、ほぼ完璧な状態で保存されている、イギリス屈指の観光名所。 風光明媚なコルン川沿い…

「親方！　穴の中から女の子が！」 ―― ヒトと獣人が暮らす星、グランデ。 自由都市レディエントでその獣人たちと 気ままな生活を送る少年・タロはある日の 鉱山での仕事中、崩れた…

梅雨で無気力なので、そんな感じでじわじわ短編。

「つまらない死に方を選択するのではなく、百年に一回ある『最後の三分間』で死を迎えるのはどうかと提案しようかと思っただけです。もし気になるようでしたら、私に付いてきてください。次の…

「鏡の間」は呪われた千の鏡の眠る此岸と彼岸の間（あわい）。 千の鏡に名を問われ、答えた者は、忽ち鏡の中に囚われる。 だがそこには、どんな望みでも叶えてくれる「望みの鏡」があるとい…

酒は飲んでも飲まれるな、 深酒をしたあの夜、俺は運命に出逢った。 なんちゃって討鬼(？)モノ。現代の日常に隠れ潜むファンタジーな存在である、彼との生活。 普通男子が麗しの…