「切ない ハッピーエンド」を含む小説

ずっと前からある男の子のことをわたしは見てた。大好きだった。 でも、それは途中で終わってしまった。もう君とも話せない。 だけどわたしは想い続ける。君のことが大好きだから、誰と幸せ…

「好きです。付き合ってください」──彼女の告白に、俺はうなずいた。 けれどその時、恋愛感情はなかった。ただ、彼女のことが大切だったから。 それから始まった交際、結婚、そして日常…

桜舞う春の日。 平凡な高校生・蒼（そら）は、転校生・遥（はるか）と図書室で出逢う。 蒼は遥にどこか懐かしさを感じ、遥に不思議な親しみを覚える――。 彼女と過ごす日々の中、遥が昨日…

　季節は三度目の梅雨。 　大学入学を機に日本で暮らし始めた佐伯瑛茉（さえきえま）は、住んでいたマンションの改築工事のため、三ヶ月間の仮住まいを余儀なくされる。 　退去先が決まらず…

前作は結婚して、子供が産まれてハッピーエンドで幕を閉じました。 でも、実はその間にも、まだまだたくさんの出来事が溢れていました。 本作は付き合い始めた頃のオサムとユキコのお話…

王太子の婚約者、名門の令嬢、薔薇の姫君。 ──それらは、“彼女が選ばれる”はずの理由だった。 ロザリアは、愚かな嫉妬と陰謀の果てに悪女と断罪され、黒い噂の絶えない町外れの館への追…

自国の正義を貫くため、人は武器として、自分の魔力と引き換えに召喚獣を携えた。 どまでも続く、大地の亀裂で隔てた二つの国、ニルヘイム国（北国）とムスルヘイム国（南国）の争いは未だ…

ぼくは命をかけて愛しい姫さまを守った──そして死後、転生したらしい。 蝶に。 ぼくの死を嘆いて墓標を抱いて涙を流している姫さまのもとに、彼女の婚約者である王立海軍将軍グラントが…

“なぜその人は死んでしまったのか？” 生きている俺たちには、それを知る術が無い。 死んだ者が最後に伝えたかった言葉、それを生きてる人間に伝える存在が、彼女なんだろう……。 少…

大学生の加賀利亜夢（りあむ）は、見知らぬ女の子が家に侵入しているところを見つける。 彼女は赤城麗羽（れいは）という、同い年の女の子。 どうやら彼女は本物の幽霊のようで、壁をす…

彼女を寝取られて二年。 青野　杏介は絶望の日々を送っていた。 ある日、高校三年に上がって『井伊　祈』という美少女と隣の席になった。 彼女は杏介に急接近。 しかし、彼女にはある病気…

※本作は悲恋です。ハッピーエンドではありません。 声だけで繋がったふたりの、もうひとつの人魚姫――その【偽典】。 アンデルセンの名作、人魚姫。 分析しだすと、意外に筋が通ってな…

「僕は【兜が脱げない呪い】にかかってしまったんだ！」 戦争から帰還した騎士の夫リードリヒの言葉に、ディーナは仰天した。 兜で顔が見えない夫を救うための方法は、『愛が満ちること』！…

「あちらのお客様からです」 行きつけのバーで誕生日に出されたのは、好きなひとからのおごりのカクテル。 失恋を予感させる甘酸っぱカクテルに、切ない気持ちでいたけれども…。 ハッピ…

天国も地獄もお呼びじゃない――！？ 平凡な会社員・三上楓（みかみかえで）は、仕事のストレスと家族不和に疲れ果てた日々の中、通勤途中に子供を庇って命を落とす。しかし、死後の世界・…

　男子高校生のチトセは教室で同級生のチアキを時折ただ見つめている。 自分から声を掛けたりしない。彼女に自分からは触れないように特に気を付けている。それらは彼が自分自身に課した掟だ…

「私なんて、ただのモブ女子だから……」 　市立図書館に勤める福田 咲(27)は、自分に全く自信が持てない恋にも臆病な女の子。 　なぜか彼女の恋は、いつも一番幸せなはずの時期に、…

舞台は中世風ファンタジー。 この世界には生まれつき『魔力』を持つものがおり、 彼らは魔導士として高い地位を得ることができる。 基本的には魔力を持つものは貴族にしか生まれないが…

　孤児院で暮らす幼いアスールは、偶然トエルノ王国の第五王子セリオン、その友人で貴族のカリマと出会う。 　身分の差を越え友人となり、成長したアスールは、セリオンに請われてその従者と…

幼馴染の高校生３人は、いつもと変わらない日常を過ごしていたはずだった。しかし、ふとした瞬間に芽生える違和感。まるでパズルのピースがかみ合わないような感覚。違和感の正体を突き止めよ…