「月 雪」を含む小説

　夏休み初日。 　クールで孤高――さらには美人で有名なクラスメイト・雪門≪ゆきかど≫深月≪みづき≫に出会うも、彼女は様子がおかしかった。 　体の調子が悪いのではなく、根本的な部分…

　中学二年の羽月妃夜は成績優秀な女子生徒だったが、周囲から浮いた存在として認知され、頭は良いのに、友人が居ないことから、秀才様と蔑まれ、最低限の人付き合いしかしない少女。 　そん…

「僕も『鼠』のように死すべき運命なのだろうか」 喪失の痛みを抱えた青年が、地図に載らない村に降り立つ。 限界集落・霞巫峰村。そこで出会った三人の少女とその母。 村に伝わる妖しい…

凍てつく寒さの中、眠りから目覚めた彼はひとりで森を歩く。

未だ言にあらず――それは、未だ言葉としてなかった物事に宛がわれた言葉の未《いま》だ。 それを『未言』という概念で産み出していったのが、未言屋店主です。 その未言屋店主の思い描い…

駅伝、マラソンに情熱を賭ける少女達の物語、練習は厳しいのに楽しんでやる、試合は一生懸命でカッコ良く、私生活はおちゃらけて面白く、ハチャメチャなキャラクターが必至でスポーツに打ち込…

人間も機械も自分も大嫌いな機械人形が昔好きだった人の面影を追いかけながら、昔取った杵柄でなんとか頑張るお話です。 雇用主との大失恋の末、九龍に遺棄された護衛機械人形の雪月。日々…

「桜が綺麗で、見ていたら遅刻しました」 12月のある日、そんなことを言う転校生の雨笠涼音に目を奪われた。 「世界で一番素敵な景色を見つけたい」 良い子を演じていた僕と半ば強引に始…

「こがね月夜に雪と散らん、桜と降らん」の夏季番外編。 読み方:もゆるまひるにようとゆらん 時間軸的には上作品の８話の１ヵ月後。 ヨシツネの話他、KRE鎌倉支部臨時バイト面々のそれ…

久ノ国のある町で、猫が雪道を走っている。名前はゆきみ、彼女の目的はただ一つ。死にかけている主人、立成を助けるため、術師の元へ向かっていた。その術師は死者をも呼び戻すと言われている…

旅行中の四人の男子大学生が訪れた雪山の別荘で一人が弓矢で殺された。部屋のドアは密閉され、雪の上には外部からの足跡はなかった。誰がどうやって犯行を行ったのか？ 短編本格ミステリー。…

一匹狼は傷を負って瀕死に陥った。だが二人の獣人が狼を助け、ご飯をくれた。 狼はこの二人を主として守ることを誓った。 それから6年後の星暦5597年12月13日 「逃げろぉぉぉぉ…

全４話。文学フリマ京都9で出した無配です！　テーマは季節。 春、雨、夏、冬と分かれております。2025年1月26日の０時から、１時間ごとに最新話をお届け。

晴れて大学を卒業し、小伏凪沙探偵事務所に就職することになった渡橋銀杏。もうすぐ事務所で働き始めて一年になる初めての冬、ついに初めての捜査依頼が訪れた。依頼主は日本有数の大グループ…

「空には覆う私心がなく、大地には運ぶ私心がなく、太陽と月には照らす私心がない。この三つを捧げて世界を労する、これを三無私という。"白いこめの紙のペンの音のインクの若者はいっぱい書…

新米冒険者のナギは、ロクに任務もこなさず魔物を狩っては寝るという自堕落な生活を送っていた。 ある日、彼女は遺跡の奥で眠る銀髪の少女を発見する。記憶がなく名前も思い出せないという…

ある冬の日、雪也がずっと片思いをしていた人に彼女が出来た。覚悟は出来ていたつもりだったが失恋の痛みから、早く帰って泣いてしまいたかった雪也だが、帰り道に深月が待っていて……。 …

小説家になろうで完結した【無敵な脳筋美少女と王殺しの魔法使い】のタイトル変更作品です。中身は同じです。 「22時以降は出歩くな」呪文のように囁かれる2024年の現代日本。 家…

花びらと雪が共存する言葉、それが花吹雪。 きつねのなにか様の１０月！秋の夜長の書下ろし企画！　同じタイトルで一本書いてみよう！　タイトルは”四月某日、東京に雪”に参加させて頂き…

この世の終わりに、神と悪魔の軍勢が果てしなく戦い、ついには神の軍勢は敗れ、地獄の闇の底で蠢く魑魅魍魎が千切れた兵士の死体をむさぼり喰らう夢を浮多郎は見た。 「浮さん、たいそうひど…