「それでも歩く」を含む小説

世界を統べる大魔王様、まさかの―― 婚活開始。 その一言を皮切りに、魔王城は大混乱。 四天王は騒ぎ、世界はざわつき、なぜか勇者まで反応しはじめる。 しかも魔王様の婚活は、 世…

　勤め先の郵便局は歩く。加えて八〇〇ミリの巨大砲をぶっ放し、いざってときは人型に変形して戦う。 　そういう職場で、俺は今、〈武装駅逓〉をやっている。 　遠い昔のこと。 　くそ…

あらすじ 十二月二十四日、D市の夜。 街は祝福と光に満ち、人々は幸福を謳う。だが、その中にひとり取り残された少女がいる。 彼女は冷えた心の底で密かに決意していた──「こ…

　全ての生物が魔力を持つ世界――。 　そこで『国立総合防衛魔法学高等学校』に通う千色（ちいろ）、龍郎（りゅうろう）、乙盗（おつとり）の三少年が、覚えたての魔法でドタバタ珍事件を起…

　数年前の大火で深い傷を負った港湾都市クロウフォード。焼け跡だらけの街では、いつからか「おかしなこと」が起きはじめた。 　昨日まであった玄関が消えた家。歩くたびに沈んでいく桟橋。…

人は、たくさんの声に囲まれて生きていても、孤独でいることがある。 そして――視線が交わること、隣を歩くこと、ささやかな優しさ。 そんな何気ない出会いが、音も立てずにすべてを変えて…

紗千花は家の前を歩く悠を見つけた。近くに出かけるという悠と一緒に出かけた紗千花は、途中で向かう先がどこなのか気づいた。 紗千花と悠、2人が向かう先は――。

通り魔から少女を庇って死んだ高校生・篠宮ユウは神によって異世界へ転移させられた。 理由はひとつ── 「お前は自己犠牲の愚かさを学べ」 授かった力は“支援魔法”。 味方を強化し…

空一面に光の亀裂が走り、膨大な精霊力が降り注ぐ。その夜、一つの国が滅んだ。 隣国で難を逃れて育ったイフレニィは、旅人組合で雑用依頼を受けながら食いつないでいる。あれから時が止まっ…

時代の狭間に潜む、見えざる恐怖と哀愁を紡ぎ出す昭和の物語たち。 この一冊は、昭和という時代の影に潜む、忘れ去られた人々や風景を映し出した怪談集。 古びた喫茶店の丸テーブルにそっ…

　くるぶしまでが白に埋まる雪の国。 　道なき雪上を歩く少女は、吹雪く中ではあまりにも軽装備だった。 　雪国出身でもこうも軽装備にはならない。 　いや、出身だからこそ、装備だけは…

人のいなくなった世界に、風と2人だけが残っている。彼女達は言葉を急がず、足音だけを連れて歩く。止まった町、色あせた記憶、名もない沈黙。それでも、旅は途切れない。静寂の中で、ふたり…

西暦二〇二五年のある日、インターネットが使えなくなった。 テレビ、ラジオ、電話やメールにいたるまで、すべてが使えなくなった。 それから二百年が経ち、人類は荒廃した文明のなかを生き…

毎日妙にリアルな夢を見るんや。めっちゃ可愛い女の子に手を引かれて、自然豊かな森の中を歩く夢なんやけど、黒髪ロングのその女の子の顔だけがどうにも思い出せない。 探してくるわ。見届け…

歩くだけで、プチ不幸が襲いかかる――。 犬に追われ、缶で滑る。 どこにでもいる（？）不幸体質な高校生・薄 幸。 そんな彼の家に現れたのは、アイスを盗み食いする“小さな神様”。…

※なろうでアップロードしている作品です。 　中級傭兵アクイラは、火属性の力を操る徒手空拳の戦士。その日、いつものように依頼をこなすため森を訪れた彼は、魔法使いの少女ルーナと運命…

ある世界があった。 それは、紅い月が永遠に空に昇り続ける世界。 “紅月”──その呪われた月は、人々の心を蝕み、欲と狂気を呼び起こした。 やがてこの世界は、「地獄」と呼ばれるよう…

19年前、世界は変わった。平等に、且つランダムに誰もが異能者――“異在者”になるかもしれない世界へと。 ここは政府が作った、世界で唯一自由に異能を使える街”プラス・ボックス”。…

かつて“正義の勇者”と呼ばれた男は、仲間と恋人を失い、国に捨てられた。 功績も名誉も踏みにじられ、罪まで押しつけられた彼は、すべてを失ったまま国外へ追放される。 しかし、絶望か…

クラゲの魔女が現れるのは決まって雨の日。 不思議な薬を携えて、色々な街をわたり歩く。 しゃっくりを止める薬、、猫の言葉がわかる薬食べ物が甘く感じる薬、――でもこれらはクラゲの魔女…