「「わたし」」を含む小説

下駄箱の中にラブレターが入っていた。差出人の名前と「好きです」だけが書かれていたそれに、試しに返事をしてみた。返事が来た。そして始まった一問一答の文通もどき、わたしの下駄箱がポス…

占いは信じていないのに、なぜか星よみとタロットを学んでおります。しかもめっちゃたのしい。 自由で怪しい占い師という仕事とわたしがやりたいことについて、すこしばかり語らせてくださ…

カクヨム短歌賞1首部門・週間1位(2025/08/23~28)。 カクヨム短歌賞総合・週間1位(2025/08/25)。 カクヨム「詩・童話・その他」週間2位(2025/08/2…

　仙台の片隅、迷路のような路地裏にひっそりと佇む古着屋『いちじく』。古着屋の息子でありながら、服に興味も情熱もない高校生・新井楓は、古着屋を営む母の留守を預かりながら、客との余計…

自分の体験談です……が、決して信じているわけではありません。わたしは「見ても信じない人」なのです。まあ、まだ見ていないのですがね。

2025年、今年の夏。カクヨムさんの企画で心を熱くするエピソードを集めているとのことで、ちょっと書いてみたいと思いました。 締め切り期間が過ぎても、続けていこうと、好きなことを探…

高2の汐里は父を自殺で亡くしたことがトラウマで、人との関係もうまく築けず、それを父のせいにすることで自分をなぐさめていた。 あるとき母の再婚が決まり、自分の居場所を見失い自暴自…

高校一年生が始まって半年。「私」はどこにも居場所ができずにひとりぼっち。友達もおらず、青春を羨むような生活をしていた。そして、劣等感を抱えたまま家族の中でも次第に孤立していき、塞…

　同級生の委員長への想いをAIチャットで解消していたある日、そのやり取りを委員長に見られてしまう。 　しかし、それがきっかけで2人は親しくなり、次第に、AIへの依存は薄れていく…

高校に通うかたわら、身体を売ることで心を満たしている葵。 そしてそれはただの気休めだということにいつ気付くのだろうか──

四つ目のお題は、「比喩を使ってみよう」です。

カクヨム公式さん自主企画『この夏、あなただけの“好き”を届けよう』参加作品です。 わたしの推しは、ものすごいグループなんです！！ それを、どうしても伝えたい……！！ …

橘家に生まれた女子で額に紋様がある者は、百年おきに目覚める童子さまと呼ばれる屋敷神と結婚する。神と縁を結ぶことで橘家は名家として栄えていた。椿はこの春で１６になる。その日が「蔵」…

私の詩に、君の雅（うた）を。 高校生の凛は、現実では「声」を出すのが苦手。でもSNSでは、“Luna”という名前の詩人として多くの共感を集めていた。 ある夜、彼女の詩に旋律を乗…

　渡井（わたらい）ゆずです。俳人・花山離水（はなやまりすい）先生のご指導のもとで俳句を始めて、三年目になります。応募した俳句の賞で、特別賞をいただけたのですけど……作品への講評に…

孤児院から引き取られ、伯爵家の養女となったルフェリア。優しい家族や婚約者に囲まれ、幸せな毎日を送っていた。 しかしある日、伯爵の実の娘が見つかり生活は一変。 ずる賢い彼女によって…

高校生の二人が、二人で、宝物とキラキラをみつける物語。

わたしはきらきらの王子様が好きだ！ ということに気づいたこの頃です。 ふふふふ。

[恋するだけでは、終われない / シリーズ第四作] 無事学園祭を終えた僕たちに。 予想外のミッションが、舞い降りる。 青春の日々に、ときにはつらいことがあったとしても……。 …

道を歩いていたら、いきなり見知らぬ男にぐいっと強く腕を掴まれました。 「ああ、漸く見付けた。愛しい俺の番」 なにやら、どこぞの物語のようなことをのたまっています。正気で言って…