「月 地球」を含む小説

舞台は近未来の月。カイトとメリッサは、人工都市アルテミスで暮らすカップル。 彼らは月のプールでひとりの老人と出会う。 「アルテミスにプールを造ろう」と言いだした男と、彼の跡を継ぎ…

「アラ、生き返ッタ？」 ぼんやりとした白い光の中で、男の耳に一つの声が届いた。 まどろみから覚醒した彼の意識に飛び込んできたのは、病室のような白い壁と見知らぬ機械。身体中を襲う激…

「12月19日」、謎の多い恒星間天体「3I/ATLAS」が地球に最接近します。 そのとき、いったい何が起こるのでしょうか？ エッセイ・ノンフィクションのつもりですが、フィクション…

2524年 12月27日 。 全世界に緊急隕石速報が発表された。 直径約1万5000キロメートルの超巨大隕石が観測されたようだ。 そのスピードは凄まじく速く、40日後には地球と衝…

全てをかなぐり捨てて飛び出した夜。死神に追われながら、大きな月を目指す。 このままずっと逃げていたい。君と走っていたい。 たとえ地球が、滅ぶ運命にあったとしても。 軽…

　本作品はどこぞの新人賞に応募予定の作品なので、三話（三章）以降は非公開にしています。 　一章、二章、三章と順次公開予定です。完成し次第公開します。 　セルフレイティングは一応全…

　未来暦1384年、突如として月に住む地球外生命体が地球に侵攻した。地球は連合軍を編成して地球外生命体に立ち向かうが壊滅。その後も、為す術なく地球は侵略され続けた。 　3年後の1…

学年中の女子に振られ続けている藤原優斗は、100回目のお断りに自信をなくし、さらには唯一の肉親であるおじいちゃんまでも亡くしてしまう。 絶望の中、希死念慮に襲われるが、その刹那…

　SF短編小説集です。 　月1回、1日0時に更新します。 　題材は近未来から遠い未来、地球から銀河系、果ては宇宙の果てまで、様々な登場人物の物語を描いていきます。 　但し、この…

それはある未来の話。 突如この世界に破滅の雨が降り注いだ。 それから数十年が経ち、見付けられた少年。 のちに大きな力を、未だ科学では証明されない不思議な力、魔法を扱う事となる一人…

　『船魄』(せんぱく)とは、軍艦を自らの意のままに操る少女達である。船魄によって操られる艦艇、艦載機の能力は人間のそれを圧倒し、彼女達の前に人間は殲滅されるだけの存在なのだ。19…

この作品を書き始めたのは十数年も前になります。 最初は単純に美少女剣士のチャンバラ劇を書きたいなと思いました。（『クレイモア』のコミックとアニメの影響で）それが時を経るごとに設…

　時代は星間紀……通称S.E『Stellar Era』の略であり、星のような輝きの時代を意味する。 　かつて地球の各国は分断されていたが、巨大な統一ネットワークシステム『アース…

『愛の鳥』 “黒黴”という謎の物体が地球を汚染した近未来。絶滅の時を静かに待つばかりの人間を救ったのは「ミール」というAIだった。 しかしその後、人間が辿り着く未来は、ミールの望…

孤児の少年エルマー・ハイゼは、この世のどこにも自分の居場所はないと感じつつ生きていた。 生まれつきの黒髪と赤い瞳が原因で、田舎町の迷信深い者たちには「魔物の血」を引くと遠巻きにさ…

　時は惑星ナトルー侵略者討伐戦の後の話になる。 地球時間では約2年程後からの出来事である。 　侵略者が討伐され、惑星ナトルーでは復興支援の真っ只中だ。 ノアーナ星と地球からは、…

地球を見下ろす月の丘に突き刺さる、鋼の揺り篭。 眠る赤子を抱くのは、ただ一人月に残った魔女。 地球から反射する光を受けて、鍔広の三角帽子と黒いローブが浮かび上がる。野暮ったい防…

西暦2036年―― 地球と月は、ある日突然別の星系へと転移した。 転移先には、もう一つの惑星が存在していた。 この惑星に「アルカディア」と名付けた国際探査機構は、地道な調査…

📖――掟を破った王、怪物と人間の狭間に立つ音楽家、そして禁忌の血を継ぐ少女。 かつて、人間と獣が共存していた貴族の時代。 ヴァンパイアの王子・グリサルは、雨の日に出会った奴隷の…

月の裏側基地で、クローン少女774――ナナヨは、人型兵器レイファーの「心臓」として宇宙人と戦う。 身動きできぬほどにボロボロになった肉体を機体に同期させ、虹色の光尾を引いて敵…