「#怪」を含む小説

【メフィスト賞2024下半期応募作】 時は寛政、江戸の町。初夏の川から青年の骸が二人上がった。彼らはともに麻疹に罹り、同じ神社のお守りを持っていること以外は詳細不明。 捜査を受け…

「お前さん、恐ろしいものが憑いとるで」 ある日、突然道端で出会った謎の老女にそう言われた。 神櫛　宮人は、思い当たる節があったので祓い師を紹介してもらったのだが… 　　それが長き…

　時は戦国。ヒノモト北東のさるへき地。そこに史実の闇に葬られた怪事があったことを知る者はいない。 　そう。南北に走る山脈には霊峰白山がそびえ、その麓の広大な沿岸一帯の領有をめぐっ…

収録作品(参加順) アイデア大賞：『しりとり告白』(桜森よなが様) カタストロフィー大賞：『【企画】サークル内連続殺人事件』(篠崎リム様) 情景描写大賞：『終幕』(北宮世都様)…

少し不思議で、大正浪漫と文学の香りが漂う物語。 舞台は大正四年。 原稿依頼の初仕事を成功させるため、東京までやってきた新人編集者の主人公・虎丸。 謎に包まれた美貌の幻想文学作…

私……主人公。語り手。 Ｋ……｢私｣の友人 Ｓ……ヒロイン Ｂ……男性教師。管理教育の象徴

　現代によく似た平行世界の日本、西暦2021年。 　過酷な過去を乗り越えた成績優秀の女子高生、音宮琴海はある日、校外学習で訪れた研究都市に発生した怪事件に巻き込まれてしまう。 　…

書き散らしです。 濃縮された怪文書。評論、伏線等も。 大抵はツイッターに同じ文章を投稿していたりしますが、文字制限でカットした表現だったり他の余計なツイートもあるのでここにまとめ…

日常と非日常のあわい、瞬間に垣間見えた怪異のようなものたちについての掌編です。 一話あたり300字程度。Twitterに掲載していたもの・短編の元になったものを収録しています。

　――優しさだけでは救えないものもある。 　からかい癖のある怪異少女と、邪神に呪われたヘタレな青年。両片想いながらに成長していく二人が絶望に立ち向かう現代ホラーファンタジー。 …

背筋が凍る話から、思わず笑ってしまう奇妙な話まで。 じっとりとした恐怖もあれば、ちょっとユーモラスなホラーも。 空いた時間にさらっと読める短編を集めました。 短編集となっており…

　いろいろと出会した物事なんかを少しずつ思い出して書いていこうかなと。（転載あり）

少し不思議な話を詰め込んだ短編集 日常生活の不思議からファンタジー世界の不思議まで ・SF、風刺、ブラックユーモア ・読み切り、短編、ショートショート 進化前はコチラ 短編小…

深夜二時、交番に現れた女性は「夫を探している」と訴えた。 だが、防犯カメラには女性だけが映り、私の姿は消えていた。 彼女に触れようとした手は空を切り、そのまま五分間、感覚を失った…

天下泰平の世のとある城下町にて。人通りの少ない通りにひっそりと建つ小さな社に急に多くの参拝者が押しかける事態が生じていた。その多くは良縁を求める女性たち。なんでもこの神社で祈願し…

どこにでもいる女子大生、君野華（きみのはな）は、大学の廃校舎の肝試しをしていると、あるはずのない十三段目の階段を登った先のあるはずのない階で、白銀の髪の眠り姫と出会う。 それは、…

インターネットの片隅で、生まれては消えるスレッドたち。 そこには、誰かの修羅場、誰かの告白、誰かの嘘、そして――誰にも届かなかった本音が残響している。 【修羅場実況】【怪音スレ…

幼い頃、家に居場所を感じられなかった「僕」は、母の再婚相手のサダフミおじさんに厳しく当たられながらも、村はずれのお山で出会った不思議な「お姉さん」と時間を共に過ごしていた。背が高…

理不尽な欠陥の濡れ衣で、若き刻印師レイは工房を追放された。残ったのは、冷えて締まる魔術刻印を刻むための銀針と、相棒の丸い搬送ゴーレム〈ころ〉だけ。寝床も看板もないまま、レイは辺境…