「読まない 読む」を含む小説

かつて術者たちは、言葉で世界を編んだ。 《アル＝セリック語》――それは記述のためではなく、命令のために作られた言語。 発音は構文となり、構文は魔術となる。 本書は、失われたこの…

——こんなお話があるんだ。 そう言って始まる、小さなお話。 月見の合間に語る、誰かのお話。 昔話か噂話か。それとも御伽噺か。 紅色に月が咲き誇るまでのつまみとして、君に語ろ…

俺の人生、まさに「Re：ゼロ」 ただしReder（読者）ゼロって意味な。 テンプレ詰め込んだ「最強勇者」も、「俺TUEEEE系ハーレム」も、ことごとく撃沈。 1年間の執筆で得ら…

やあみんな！「治安最悪！地下世界録!!!」を手に取ってくれてありがとう！ このお話は作者であり主人公の私、打首塚 畜生道(うちくびづか ちくしょうどう)の視点から この世のどこか…

目覚めるたびに曖昧になる記憶 言葉にならない感覚 鏡の向こうに立つもうひとりの「私」 銀のノートに綴られるのは、夢か現実か、それともまだ誰にも読まれていない物語 記憶は水に似て…

　ダングルバトルとは……科学の発達により生み出された、全長五メートルから十メートルほどの人型ロボットを戦わせるバトルゲームだ。パイルバンカー（杭打ち機）やドリルやチェーンソーとい…

場の空気を『読む』のが苦手な私は、図書館を癒しスポットにしていた。 土曜日の11時。変化に弱い私の二つ隣には、いつも同じ人ーー小柳律が座っている。 場の空気を『読む』のが得意な…

本が好きな高校生・葉月は、ある日、本棚の奥で“読まれなかった登場人物たち”と出会う。 そこは、忘れ去られた物語が静かに息づく、不思議な場所だった。 彼らはなぜ、物語の中に取り残さ…

物語は、ただ思いつきで書いているわけではありません。読者を引き込むための“仕掛け”があり、“構成”があり、“演出”があります。 この連載では、自作を題材に、具体的にどこをどう設計…

筆者の感じる「面白い」や、日常のささいな「発見」をつづっていこうと思います。 思ったときに思ったことを書くので、不定期更新でやる予定です。 筆者の略歴： 小学１年生くらいのとき…

私立音ヶ丘学園放送部が、お昼の校内放送で週に二度、お悩み相談ラジオを行っている。恋愛相談から進路相談、人間関係などの幅広いお便りが読まれる。けれど、彼女たちが読むお便りは普通のお…

本が好きだ。書くのも好きだ。でも読まれるのは、ワイバーンに乗った母さんの話ばかり――。 テンプレばかりが評価されるウェブ小説界で、自分の書きたい物語とのギャップに苦しむ〝僕〟。…

新しくできた高級マンション。親からの圧力に耐えきり、ついにそこに住むことができた。入居者にはオプションがつけられる。お風呂が露天風呂、週に５日の凄腕シェフの料理、、、専属メイドも…

　カクヨムの自主企画。PVを手に入れるために利用されている方も多いと思います。 　でも、今開催されている自主企画はあまりに無法地帯が過ぎる……。 　カクヨムのルールを守り、清く正…

異世界書物、それはテトラの居る世界とは異なる世界の物語が記されている本である。そこには、多くの奇跡や不幸、奮闘に愛、読む人の心を打つ魅力が沢山詰め込まれている。主人公テトラ・ハイ…

読書記録です。読みながら感じたことを真面目に記録したり不真面目に記録したりします。 何度も何度も読み返すような本、あるいは繰り返し読むわけではおそらくないしもしかしたら二度と読ま…

文芸部に所属する主人公、朝日阿良弥は本を読むのが好きなヨミセン男子高校生。 いつかは自分も小説を書いてみたい、そう思いつつもその想いは秘めたまま。 同じ文芸部の久保田真夏は碌に…

「本は、読むためにある」――誰もが知っているはずのことを、私たちはいつの間にか忘れている。 本を買っただけで安心して、読んだ気になっていないだろうか？ この物語は、“読むこと”が…

今回は作家を目指す男の子と、かつて目指していた女の子のお話。 キャッチコピーがみんな手に入んない理由は何か？ 坊やだからさ。 ここであとがき 古代も未来もどんな場所でもで…

内容は最初の「まとめ」を読むだけで事足りる、ほんとにほんと。 なのにダラダラ書いてしまう悪い癖。 発芽様主催「あなたはなぜ、書き続けているのですか？」参加エッセイ。