「和歌」を含む小説

始まってもいない恋に破れた凛（21歳）は、突然の事故に巻き込まれて月江戸に転生した。月の巫女となり、将軍家に迫る危機を防ぐために眼帯の陰陽師・蒼司と契約結婚をすることに。 ──…

　カクヨム短歌賞「ナツガタリ'25」・1句部門応募作です。 　普段は俳句や川柳の方を詠む私ですが、なんかナツガタリに参加できないと淋しかったので、今回は短歌も詠んでみようかと。…

稲葉和（いなば　のどか）、２０代半ば。民俗学系ライター兼編集の契約社員。 子供の頃から他人には見えない小さな神々や死者の気配を感じることができた彼女は、初めて自身の企画が通った「…

　神は死んだ――そう信じていた遊び人の大学生・水嶋蓮の人生が、フランスの古都シャルトルで劇的に変わる。 　研修旅行の真の目的は、友人たちとの「フランス女を落とす」という賭け。し…

雨は降らない。でも、傘をひらく。 あなたともっと一緒にいたいから ――そんな心の揺らぎを味わっていただければ幸いです。 ※「やらずの雨」とは、 帰ろうとする人をまるで引き留める…

歌詠み　壱文禄 思いついた俳句、川柳、和歌、短歌を書き残しておきたい。 ネットでの軽い確認はしています。

かつて和歌にゆかりの土地を歌枕と呼び、土地のイメージを喚起した和歌が詠まれました。その歌枕を現在に取り戻す試みです。まずは多くの人がイメージしやすい東京の歌を集めました。 渋谷、…

春過ぎて夏来たっぽいね 香具山に真っ白な布が干される時期だ

四人姉妹の末っ子として生まれた私――御剣和歌は、中学生の頃から、六歳下の姪である一葉の世話をしていた。 片親であった一葉が、孤独を覚えながら育たないようにと接してきた和歌。 …

最近失恋した挙句男子校という監獄にぶち込まれてしまい、恋が恋しくなったので書きました。 カクヨム短歌賞応募作です。

十首連作版。表記の仕方以外、同じタイトルの一首版と全く同内容です（同時応募ですが、指定された表記様式が異なる為）。オリジナルは一首版の表記です。 よければ呪文のように唱えてやっ…

よければ呪文のように唱えてやってみて下さい。 一つずつ、タイトルも付いています。

　平安時代の昔、あの絶大な権力者だった平清盛に囲われた白拍子がいました。名は祇王。白拍子とは今で云えば芸能人となるでしょうか。いまの芸能人たちはステータスシンボルであり、万人の憧…

夏風だって人ですからね。そりゃ、愛し、憎み、憧がれ、妬む。慈しみ、恨む。愚痴も言う。黒い想いなどもう普通にふつふつと そんな夏風の心に浮かんだ生の想いをぶっこみ晒しましょう。５…

短歌、五七調散文詩の作品集です。字足らず字余り様々です。

　かつて大妖怪・酒呑童子を討ち取った時、彼を鬼に変えた「恋の怨念」が体内から漏れ出た。それにいち早く気が付いた陰陽師はその怨念を１００に分けて、絵巻の中に封印した。「妖怪絵巻」と…

日々の天気をもとに短歌を詠みます。

　今と昔が響き合う、新感覚の歌物語。過去の悲しい悲話（秘話）と現在の冒険家活劇を時を超えて和歌で繋ぐ！　 　千年の静寂に包まれた海の底――そこにはかつて平安の世を妖しくも美しく…