「ばかり言って」を含む小説

これから語るのは、もしかすると、これから広まるかもしれない いや、広まってしまうかもしれない、「怖い作り話」です。 全部で壱百八話。どれも短い物語です。 しかしその中には、時…

「これが最後のお願いです」 「君のこと、ずっと見てたんだ」 「世界を救うのは、私だ」 誰もが一度は口にしてみたい、あのセリフ。 これは、そんな“人生で一度は言ってみたいセ…

　隣の席の白石と、少しだけ特別な時間を過ごした放課後。 　それをきっかけに、桐谷は自分の気持ちを意識し始める。 　近づきたいのに、壊したくない。 　踏み出せないまま、日常だけが…

第三王子アキッレーオに、「こんな狂ったチリチリ頭のデブと結婚できるか」と婚約破棄された令嬢ダーリアは、城の窓から身を投げる。しかしそこから助け出され、目を覚ましたら辺境の古びた要…

魔物の湧き出るようになった九州地方が、本土から切り離されて早幾年。冒険者ランキング最下位のルーカスは底辺配信者。でもバ先（※バイト先）のマスターに気に入られて以降、なんだか配信は…

俺の名は牟田下 茂（ムダゲ シゲル）18歳。目を覚ますと、そこは真っ白な世界だった。そこに現れた仙人のようなジジイ（神）が言った。「おぬしをここに間違えて呼んでしもうたわ」。………

大学1年生、18歳の長峯海。 何気なく人生18年を過ごしてきたものの、これと言った夢がなくただただ時間を潰して過ごす日々だった。 友達なんていない。 家族もほぼいないようなもの。…

「うさぎってさ冬になると毛の色が変わるでしょ。冬毛に生え変わって。雪の中で目立たないように 雪そのものに カモフラージュするんだ」 うさぎの背を撫でながら彼女はそう言った。 彼…

大学一年生の有馬公太郎（ありまこうたろう）は、ある日、自分が住むアパートの部屋の前で酔い潰れて倒れているメイド、榊夜白（さかきやしろ）の姿を発見する。 どうやら彼女は公太郎の隣…

ど田舎にひっそりと佇む喫茶店【縁】。 大学生の楠木傑（クスノキ　スグル）は、そこで静かにアルバイトをする、ごく普通の青年だった。 滅多にお客が来ないその店に、ある日一人の不思議…

　二者択一。 　人生には常に二つの道が用意されていると誰かが言っていました。だから、道をよく見極めることこそが人生を謳歌する最も重要なコツなのだそうです。 　しかしながら、その道…

主人公・ルカは、真っ白な空間を抜けた先――静かな闇の中で、神様に出会いました。 気がつけば、そこは剣と魔法のある異世界。 転生したと言っても、前世の記憶はぼんやりと曖昧で、思い…

　男は死をきっかけに異世界へと転生を果たし、リョカ=ジブリッドという女性として生を受けたのだが、生前彼は可愛いものへの憧れがあり、それはしっかりとリョカへと引き継がれた。 　１５…

荒事において屈指の力を誇るニケー王国に生まれたデモン・イーブルは“掃除人”だ。ランクは「超級」。ずば抜けた能力を有するがゆえの肩書である。“掃除人”と言ってもいろいろいて、中でも…

　財閥の愚かな御曹司が義妹の肩を抱きながら「お前のような硬い女との婚約は破棄する。無能で仕事もできない奴を雇ってやる義務はない、首だ、今直ぐ出て行け」と言ったけれど、馬鹿息子と婚…

「来世でお前を守ると約束しよう」 勇者はそう言って、魔王に剣を突き立てた。 その約200年後、元魔王だけどそれを知らない少女ハナノ、と、元勇者でハナノの双子の兄になったフジノの２…

初期の方にAIで作った話ってつまんねぇなって言ったら結構問題になってた件

こんにちは。本日、引っ越してきました のっとん と申します。 　近況ノートにつらつらと日記を書き始めて早一年。思ったよりも続けることができたので、こちらへ引っ越してきました。 …

　異国の王子との政略結婚から逃れるため、王女・メヌエッタは、偶然居合わせた侯爵令息・アルフレッドの飛空船へと逃げ込んだ。それは自由を求めた、衝動的な選択だった。 　突然巻き込まれ…