「万人向け 短編」を含む小説

市役所にある街角ピアノの撤去が決まった。原因は「誰もいないはずの、電灯の消えた市役所のピアノが、夜中に曲を奏でている」から。 ある夜、残業中の友と灰田の耳に、聞こえるはずのないピ…

ここは羽根坂（はねさか）高校。 ここの生徒会室で殺人事件が起きた。被害者は生徒会の副会長である朝倉和也（あさくら・かずや）。 みんなの登校時間である朝に発見された彼だが、なんとそ…

昔はみんなが大切にしてくれたのに、最近はまるで透明人間のよう。人によって違った表情を見せることができるのが私の魅力なのに、今の人たちはすぐに答えを求めて、私を素通りしていく。 で…

それなりに平穏で、それなりに不穏で、いい事も悪い事もイーブンになっている僕の毎日を、８割くらい担当してくれる孝代さん。いつも僕に突飛な提案をしてくれる。 ※短編集です。どの話も…

時は3XXX年の遠い未来の横浜市、そんな横浜では「メタモル」と呼ばれる不思議な生き物が、居なくなった「大切な誰か」の代わりを努めるメタモルサービスという新事業が栄えていた。 そ…

人々が多くの神々を忘れた時代……神々は信仰を集めるのに難儀していた。 神の力の源とは信仰である。 崇められ、尊ばれ、注目を集めてこその神である。 ……ん？じゃあアイドルって天職じ…

昨夜は楽しく飲みすぎた。気づけばスマホには「大事な約束」のログが残されていて……。 酔いどれ記憶と推理ごっこが織りなす記録。

【２日に一回更新】 地球を征服しようと将棋星人が攻めてきた。 防衛するには将棋対決に勝つしかない。 選ばれたのは棋士でもないヨハン。 頑張り切れるか！ 図は貼り付けられないので…

夏休み。小学六年生の則夫は、三年生の妹・恵奈と両親とともに、埼玉から車で広島・平和記念公園へ向かう。きっかけは、学校で戦争を学んだ恵奈の動揺と、それをめぐる家族の会話だった。父は…

ある日僕の心が泣いていた。 僕はどうして泣いているのか聞いてみた。 心は言った。 「あの子がいないから」 人によって物語の結末が変わる。

1970年代初頭、新潟・中越の雪深い山村。舗装道路すらない故郷に道を通すため、若き官僚・高木は、首相・田中角栄の後ろ盾で地元の利権と祠の因習に挑む。 工事着工の条件は“祠の撤去”…

いくら丼を楽しみに帰宅した海斗を待っていたのは、大盛りの白米。一体なぜこんなことに…。果たして「いくら丼」の定義とは何か。そんな深い話には特に発展しない、仲良しな二人の話。 ※…

純文学風のものからダジャレ系まで、ジャンルは雑多。 １話完結のＳＳの短編集です。 お気軽にお読みいただけると嬉しいです(*´▽｀*)

大きな壁の、こちらと向こうを旅する主人公の話。

人類は宇宙を奪われた。 地球と宇宙を隔てる“天蓋”の出現から2年。 M大学航空宇宙工学科の赤津宵と日置治功は、大学院生活最後の悪あがきとして、天蓋によって無期限延期していた観測ロ…

とある結婚前夜、早苗と隼人の物語

貴方が行きたいのは謎多き空中都市？ それとも娯楽にあふれた地上のスラム街がお好みかな？ 街のはるか上空にある浮遊島にだって…… アタシのドラゴンタクシーなら、ひとっ飛び。 ここい…

AIは何を考え、何をするのか？　この先地球に起こるかも知れないもしものお話。・・・いや、もう起き始めているかもしれないお話。