「叙述トリック、など」を含む小説

　ある日、明瀬真昼（あかせまひる）がいつものように登校すると、自身の下駄箱に白の洋型封筒が入れられていた。 『明瀬真昼くんへ。あなたのことが好きです。5月15日の放課後までに、…

読み切り数分～十数分の短編が集まった幕の内弁当。色んな味がして美味しいと近所で評判。なかでも叙述トリック味のコロッケは格別。食べ終わったら器はよく洗って、感想も忘れずに。 ※物…

猫が好きな那奈のアパートはペットが飼えない。 だからいつも公園にいる猫たちと触れ合い、癒されている。 そんなある朝、那奈が公園に行くと、見かけない野良がいた――その意外な結末にあ…

恋愛感情が分からないロコは、自分に何かが足りないのではないか、何かがおかしいのでは無いかと心配する。それを、ナナが全身くまなく調べ、無事にロコの心配を晴らす。ナナとロコによる百合…

北九州・門司港の喫茶〈エトワール〉に、高校生の澪が古いVHSテープを持ち込んだ。映っているのは、二十年前に起きた少年失踪事件――夕暮れの波止場、逆光の中で“誰か”が手を振っている…

　かつて輝かしい未来を約束された黎成学園は、謎の閉校から十数年後、その名を歴史から消した。 　だが今、社会の頂点に立つ元OBたちのもとへ、一通の奇妙な招待状が届く。それは、母校…

村の権力者により、「天狗憑き」と見なされた高校生たち。 彼らは高校に幽閉され、互いを裁く“天狗狩り裁判”を強いられる。 裁かれるのは、誠か、それとも嘘か。 和風伝承×人狼ゲーム─…

およそ三十一音で叙述トリックを仕掛けられるかどうか、やってみた。

王都へと職を探しに行った少女は図書館勤務志望だったはずなのに、年中吹雪の中に佇む死体安置所を斡旋された。どことなく影を残す無口な少年が管理人であることに不安を覚えるが、それ以上の…

嵐が近づいて雨が降り続ける街中。僕はただ歩いていたーー 超短編で送る不思議と2回読みたくなる話。

記憶障害専門の心理カウンセラー・真田凛太郎のもとに現れた美咲は、婚約者への愛の記憶だけを失っていた。医学では説明のつかない彼女の症状に向き合ううち、凛太郎は自分でも理解できない現…

料理部の部室の冷蔵庫に入れてあった作りかけのアイスクリームが謎の消失。南方女子高等学院料理部のコンビ、澪羽と絵麻はこの謎を解けるのか！？ 本作の続編「アンフェアミステリーの…

原稿用紙一枚分の、 ショートショートショート

奇書異本ってとこにまとめてあります

最初にページを開いた瞬間から、あなたはもう、登場人物のひとりだ。 静かに壊れていく日常。誰もいないはずの部屋で、誰かがこちらを見ている。 手の形が変わり、思考が他人のものになって…

この度、こちらのダンジョン・ゴールドラッシュを2年ぶりにフルリメイクしました。 ぜひこちらも読んでもらえますとうれしいです！ 「田舎暮らしのダンジョン配信者～元社畜おっさん、…

王太子との政略結婚を受け入れた令嬢カトレア。 しかし、夫の心は別の「可憐な聖女」に向けられていた――。 けれども彼女は、悲しみに暮れるどころか……？ 正妻でありながら、なぜか満ち…

完結済みです。 まとめて読むことをおすすめします。 長くても１月以内がいいと思います。 最終話『長い長い謎解き』を先に読んでもいいし、普通に読み進めながらながらわからない時は並行…

古い木造校舎に囁く、過去と罪の声。 記憶と論理、現実と幻想の境界が、じわじわと崩れていく。 アリバイは鉄壁。だが、それは“本当に”成立していたのか？ 時間、空間、そして視点──…