「童話 ダークファンタジー」を含む小説

シンデレラは、妖精の“ご馳走”として生まれた。 王国は美しい仮面をかぶった怪物たち──妖精と結託している。 舞踏会は若い娘たちを選び、食らうための饗宴。 継母は冷たい魔女、義…

極夜に包まれる街を見下ろす断崖の上に、その屋敷はあった。 屋敷に仕える美しい従者は、主人のために街へと降りる。 そこで出会ったのは、1人の旅人だった。 ※本作には、明示的な性描…

私たちがよく知る「赤ずきん」――その物語には、誰も語らなかった“前日譚”がありました。 本作は、物語の鍵を握る「おばあさん」の視点から始まります。 彼女はなぜ、オオカミに食べら…

　オトギ國西部、王都の監視塔が“物理的に”破壊された。 魔法の痕跡はなし。火薬も使われていない。 ただそこには、巨大な拳の痕跡だけが残されていた。 　犯人は、筋肉が常識を超えて…

童話「桃太郎」 それは平和で微笑ましい物語に見えたが、数々の悲劇を紡ぎ出す、残酷な運命を秘めた物語だった。 悲劇を繰り返し続ける桃太郎システム。 それは一体、何を意味している…

桃太郎。誰もが知る童話。鬼が蔓延する島に行き、根絶やしにするという大義名分を掲げ、悪を悪だと信じきる彼らの結末は...。このラスト、あなたは絶対に予想できない。＊一話一話が短いの…

巨大な鳥が就活にむかったのは天を突く塔。

綺麗だけれど不穏の雫を一筋垂らしたような物語を、140字ピッタリで紡ぎます。 残酷な童話風のダークファンタジーが多めです。 毎回ではないですが、BLやGL、人外、異形化、状態異常…

日願国には鬼が出る。 鬼といっても、童話に出てくるようなものではない。 鬼とは元は人であり、鬼の病に罹患した者が異形へと変じた姿である。 だから、人は生きるために鬼を殺し、研…

「人間」と「モンストルム」。魔法を使用する多くの者と、魔法を生まれつき使えず、代わりに黒き異形「ピーズアニマ」を持つ者達が存在する世界。モンストルムの少年、ルークスは母の死をキッ…

１２時の鐘で魔法がとけても プリンセスはまた誰かに恋をする そして、その隣にいるのは ぼく…じゃない！？ 王子さまのぼくが プリンセスとのハッピーエンドを 迎えられないなんて…

「みんな忘れてしまった。あなたまで――。あなただけでよかったのに……あなた一人が覚えていてくれたら、私はそれでよかったのに……」 突如、村を襲う謎の現象。 影を失い怯える子供た…

※間接的ですが性暴力の表現があります。描写は童話的ですが後味の良い話ではありません。ご注意ください。 旅の途中、おばあちゃんは語り始めた。 ボヘミアのとあるお城に、月色の髪のお…

有名な童話でお馴染みの登場人物達が暮らす世界に、突如現れた黒い男。 彼の正体は何なのか…？ 指輪に選ばれてしまった少年赤ずきんの、愛しい恐怖に塗れた物語。 ※この作品は、…

中学一年生の有栖川 語(ありすがわ かたる)はいじめを苦に飛び降り自殺を図った。が、彼が次に目覚めた場所はおかしな住人達がいる『狂った鏡の世界』だった。 語は｢アリス｣となり、狂…

　不運で孤独な会社員白山美玖里(シラヤマミクリ)は、歩道橋から転落した瞬間、まるで『天国』のような空飛ぶ花畑の中に喚び出されてしまった。 　そして元の世界に戻るため、心臓、身体、…

一話、５分くらいで読める。サクッと読めるユーモアたっぷりの童話ファンタジー集(ショートストーリー)です。Nolaノベルにあげたものを再編集、再構成したものです。

居場所が見つからず苦しい日々を送っていた美月はある日、雑居ビルの屋上でホストのアユムに出会い救われたと思った。彼をホストクラブのナンバーにあげるために必死に働き出稼ぎから戻ると、…

かの『浦島太郎伝説』に名高い竜宮城の主にして乙姫の兄、海竜王は自らの妹を置き去りにし、陸に帰ってしまった浦島太郎への恨みを抱いて、彼の子孫である女の子を城に攫ってきた。 当初は人…

「おかしの家を建てないと王子に殺される」 ヘンゼルとグレーテルは害虫によって食い荒らされた作物で飢饉となった国のために『どんなに食べても無くならないおかしの家』を作る命令を受けて…